Pablo Casals - Portrait の感想
参照データ
タイトル | Pablo Casals - Portrait |
発売日 | 2009-03-26 |
アーティスト | Rudolf Serkin |
販売元 | MEMBRAN |
JANコード | 4011222327680 |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » 交響曲・管弦楽曲・協奏曲 |
購入者の感想
他のレビューワーの方の意見を参考に購入。結果として全く同意で感謝したい。1920年代から50年代初頭までの録音であるが、どれも当時の録音の水準をクリアーしており、その辺を認識していればぜんぜん問題ない。
バッハの無伴奏は歴史的ともいえる録音であろう。1930年代の録音であるが、チェロ一本であるため、録音上の制限があまり気にならない。
1920年代のカザルス、ティボー、コルトーのシューベルトのピアノトリオは意外と艶やかな音で入っており、しかも大家然というより若々しい音楽に驚く。
セル、チェコフィルとのドボルザークもオーケストラも含め年代をを考えると艶やかな音で聴ける。王者のような歩みのカザルスに、合わせる、でも歌うべきところは歌うというセルの伴奏に感心。エルガーの彫りの深さ。
ブランデンブルグの2番が意外とテンポの速いのに驚く。5番をチェンバロではなく、ユージン・イストミンのピアノで楽しめる、節度をもったでも情感の細やかなピアノ。
モーツアルトが、エリカ・モリーニ(トルコ風、ちょっと一時代前のスタイルだが、節度と情感がある)、スターンとプリムローズ(協奏交響曲)の名手で聞ける。
ゼルキンの正にベートーベンとしか言いようのないがっしりとしたチェロソナタの演奏。
全体にカザルスの豪快で時にぶっきらぼうでさえあるが、ちゃんと終わってみると、歌うときは十分に歌い、見事に収まっている、正に歌舞伎の名優のような演奏が楽しめる。・
バッハの無伴奏は歴史的ともいえる録音であろう。1930年代の録音であるが、チェロ一本であるため、録音上の制限があまり気にならない。
1920年代のカザルス、ティボー、コルトーのシューベルトのピアノトリオは意外と艶やかな音で入っており、しかも大家然というより若々しい音楽に驚く。
セル、チェコフィルとのドボルザークもオーケストラも含め年代をを考えると艶やかな音で聴ける。王者のような歩みのカザルスに、合わせる、でも歌うべきところは歌うというセルの伴奏に感心。エルガーの彫りの深さ。
ブランデンブルグの2番が意外とテンポの速いのに驚く。5番をチェンバロではなく、ユージン・イストミンのピアノで楽しめる、節度をもったでも情感の細やかなピアノ。
モーツアルトが、エリカ・モリーニ(トルコ風、ちょっと一時代前のスタイルだが、節度と情感がある)、スターンとプリムローズ(協奏交響曲)の名手で聞ける。
ゼルキンの正にベートーベンとしか言いようのないがっしりとしたチェロソナタの演奏。
全体にカザルスの豪快で時にぶっきらぼうでさえあるが、ちゃんと終わってみると、歌うときは十分に歌い、見事に収まっている、正に歌舞伎の名優のような演奏が楽しめる。・