ブルックナー:交響曲全集(11枚組) の感想
参照データ
タイトル | ブルックナー:交響曲全集(11枚組) |
発売日 | 2009-06-02 |
販売元 | MEMBRAN |
JANコード | 4011222327666 |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » 交響曲・管弦楽曲・協奏曲 |
購入者の感想
ドイツの人は本当にブルックナーが大好きなようで、私が一度だけ旅行に行った時も、小さな町の名も知らぬオケが普通にコンサートでブルックナーをやっていて、それがまた結構楽しかった思い出があります。ロイトリンゲンも人口11万程度の小都市。11万人の町ですよ!そこのオケがブルックナーのチクルスとかCDにしちゃうんだから。。。演奏は「ドイツの地方都市でやってる普通のブルックナー」という感じで、それが結構いいというのが、この演奏の楽しいところかと思います。確かにライヴというのもあってか完璧とは言えませんが、下手というのは言い過ぎじゃないかしら。心配しましたが充分しっかりした演奏でした。指揮のパーテルノストロ氏は、イタリア系の名前ですがヴィーン生まれで、日本に客演したこともあるみたいです。ヴュルテンベルク・フィルは飯森範親氏が音楽総監督をしていたオケのようです。意外に身近な感じで、そんな縁もあってかの大特価。大した商売にはならんでしょうが、安物だからコレでいいでしょ、じゃなく、とにかくウチの演奏を聴いてよ!と云う熱意みたいなのを感じます。掘り出し物の超名演を期待すると少し肩すかしですが、ブルックナーが好きでたまらん人、或いはしのごの言わずにブルックナーを聴きたい人にも、つまり超名演でなくても音楽を楽しめると云う人に(イヤ、超名演もそれはそれはすてきなんですけど)、特にすすめたいCDです。一緒にブルックナーを楽しみましょう。