サービスの天才たち (新潮新書) の感想

”お客様のことを考えろ”と、どんな成功本も力説す
　る。マニュアル本も多い。ところが、その本を見ると
　”これが、お客様だ”と決め付けている。
　　　「そんなばかな。人間ってそんなに単純なの」
　そう思う時がある。”それは、人間を人間として扱っ
　ていないのではないだろうか”と思う。
　この本を読むとスカッとする。
　営業マンは、「無口」がいいのか、「おしゃべり」が
　いいのかなんて疑問はすぐ解決した。
　　「どちらでもいいんだ」
　だって、そうじゃないか。お客様がどちらを望むかが
　重要なんだ。そして、「自分の心」よりも、「お客様
　の心」がどこにあるのかが重要なんだ。
　そして、営業マンだけではない。誰もがこれだけの心
　遣いが出来たら、世の中は明るくなる。
　きっと明るくなる。