古事記解義　言霊百神 の感想

早速手に入れた。とうとうこんな時代になったのかという感じである。この本が復刻になるとは全く思わなかった。いや、正直、復刻になってほしくなかった。気の合った仲間とこの手の勉強会をしているが、実はこの本を昔苦労して手に入れて、ネタを小出しに使っていた。けれども、この本が出た以上、開き直るしかない。心情的には星一つだが、とても抵抗できるものではない。読めばわかる。その点太田龍氏は、小笠原孝次氏のことをちゃんと話していたと思う。しかし、時節には神もかなわんぞよ、という。原本をウン万円で手に入れた自分としては複雑な思いである。が、最後はやはり感謝か。辟支仏にはなりたくないので正しく評価したい。