マンガでやさしくわかるアドラー心理学 の感想
参照データ
タイトル | マンガでやさしくわかるアドラー心理学 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 岩井 俊憲 |
販売元 | 日本能率協会マネジメントセンター |
JANコード | 9784820719083 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門 |
購入者の感想
昨今、大流行の「アドラー心理学」を漫画で解説した本。
この「マンガでわかる~」シリーズは自己啓発本関係で多く出版されており、時間の無い方やポイントを押さえた理解がしたい方には助かる。
この本は洋菓子チェーン店に勤務する28歳の女性を主人公にして、エリアマネージャーとして各店舗の店長の離反や売り上げが上手く上がらないことなどの事件を通して、如何にして人間関係を改善して実績を上げるかという物語となっている。
漫画と解説の文章の割合は7対3くらいで確かに読みやすいのだが、肝心のアドラー心理学自体が難解なので「漫画化しても上手く理解が出来ない」ということである。
基本的には「自分自身の考え方の変革や他者の肯定」等であることは理解できるが、「この1冊だけで全ての説明が出来るような底の浅いもの」ではないということだろう。
他のシリーズと同じように1回読めば大筋理解できるだろうと思っては駄目である。
この「マンガでわかる~」シリーズは自己啓発本関係で多く出版されており、時間の無い方やポイントを押さえた理解がしたい方には助かる。
この本は洋菓子チェーン店に勤務する28歳の女性を主人公にして、エリアマネージャーとして各店舗の店長の離反や売り上げが上手く上がらないことなどの事件を通して、如何にして人間関係を改善して実績を上げるかという物語となっている。
漫画と解説の文章の割合は7対3くらいで確かに読みやすいのだが、肝心のアドラー心理学自体が難解なので「漫画化しても上手く理解が出来ない」ということである。
基本的には「自分自身の考え方の変革や他者の肯定」等であることは理解できるが、「この1冊だけで全ての説明が出来るような底の浅いもの」ではないということだろう。
他のシリーズと同じように1回読めば大筋理解できるだろうと思っては駄目である。
マンガなのでイメージしやすいのはありますが、文章パートはちょっと…分かりにくかった。まあでもマンガ部分だけでも楽しめるかな。何よりマンガならと買う人は増えると思う。嫌われる勇気ほどではないが、アドラー心理学の存在を知らしめることに関しては貢献していると思う。
『嫌われる勇気』以降、岸見先生の本を始め7冊ほどアドラー本を読みました。私のチョイスの問題もあるかもしれませんが、残念ながらその中に体系的にまた例が豊富にアドラー心理学の全体像がわかりやすく示されていたものがありませんでした。うーむ、これではせっかく『嫌われる勇気』で火のついたアドラーブームもこれだけ一般に受け入れられやすい参考文献がないと(本気の人以外は)すぐに陰ってしまうなぁ、なんて要らぬ心配をしていたのですが、日本らしくマンガで出ましたか。大変嬉しいです。
読みやすくアドラー心理学がよくわかります。ただ文章パートは本の想定する読者レベルに対して少し難しかった(固かった)と感じました。『嫌われる勇気』など一度読まれた方が、それを砕いて解説している本という目線で読むととてもわかりやすいかもしれません。
とはいえ、アドラー心理学について一番わかりやすい本であることは変わりないですし、アドラー心理学へのエントリバリアを下げていただけたことは、日本人にとって大変有意義なことと思いました。
ありがとうございます。もっとアドレリアンが日本に増えるといいなと思います。
読みやすくアドラー心理学がよくわかります。ただ文章パートは本の想定する読者レベルに対して少し難しかった(固かった)と感じました。『嫌われる勇気』など一度読まれた方が、それを砕いて解説している本という目線で読むととてもわかりやすいかもしれません。
とはいえ、アドラー心理学について一番わかりやすい本であることは変わりないですし、アドラー心理学へのエントリバリアを下げていただけたことは、日本人にとって大変有意義なことと思いました。
ありがとうございます。もっとアドレリアンが日本に増えるといいなと思います。
「マンガでやさしくわかる……」シリーズですが、
よく考えられ、しっかりつくり上げられた本です。
まず、アドラー心理学の体系のエッセンスがカバーされているので、
その全体像を把握するのに役立ちます。
自己決定性、目的論、全体論、認知論、対人関係論、
勇気づけと共同体感覚、
ライフスタイル(自己概念・世界像・自己理想)とライフタスク、
私的論理と共通感覚、理性と感情の相補性・協力性……、
こうした諸概念について、要点の解説と端的な例示によってやさしく理解することができるのです。
マンガの設定、ストーリーも面白く理解を促してくれます。
老舗洋菓子チェーンで店長から念願のエリアマネジャーに抜擢された前島由香里28歳。
いくら言っても怒っても一向に改善されない店長たちの仕事ぶり。
挙句の果てに、由香里を辞めさせるよう本社に直談判にくる店長たち。
担当者たちが毎日徹夜で作り上げたPOP広告を、
とりつくしまもなくゴミ箱に捨て去るベテラン店長木場麗子と怒鳴り合いの大げんか。
十分な実績を挙げたにもかかわらず嫌みを言い、
海外出店計画の候補者リストから外した牧村健二部長。
ライバル視する同期野村ルイに売上げで勝てない悔しさ。
様々に押し寄せる仕事上の困難と部下・上司・同期との軋轢に
アドラー心理学がどのような解決策を提案するのか、なかなかの見所です。
この本は、ただの解説書にとどまっていないところがまたいいと思います。
由香里の成長に合わせて、そして解説を読むうちに、
自然と自分自身について、あるいは状況や周囲への反応についてふり返ったり、
アドラー心理学に則って捉え直してみたりできるようになっています。
つまり、アドラー心理学を普段の生活の中でどのように生かし実践していくか、
その手がかりを与えてくれるのです。
アドラー心理学に興味をもたれた方にはお勧めの書籍であり、
一定程度勉強された方には、
よく考えられ、しっかりつくり上げられた本です。
まず、アドラー心理学の体系のエッセンスがカバーされているので、
その全体像を把握するのに役立ちます。
自己決定性、目的論、全体論、認知論、対人関係論、
勇気づけと共同体感覚、
ライフスタイル(自己概念・世界像・自己理想)とライフタスク、
私的論理と共通感覚、理性と感情の相補性・協力性……、
こうした諸概念について、要点の解説と端的な例示によってやさしく理解することができるのです。
マンガの設定、ストーリーも面白く理解を促してくれます。
老舗洋菓子チェーンで店長から念願のエリアマネジャーに抜擢された前島由香里28歳。
いくら言っても怒っても一向に改善されない店長たちの仕事ぶり。
挙句の果てに、由香里を辞めさせるよう本社に直談判にくる店長たち。
担当者たちが毎日徹夜で作り上げたPOP広告を、
とりつくしまもなくゴミ箱に捨て去るベテラン店長木場麗子と怒鳴り合いの大げんか。
十分な実績を挙げたにもかかわらず嫌みを言い、
海外出店計画の候補者リストから外した牧村健二部長。
ライバル視する同期野村ルイに売上げで勝てない悔しさ。
様々に押し寄せる仕事上の困難と部下・上司・同期との軋轢に
アドラー心理学がどのような解決策を提案するのか、なかなかの見所です。
この本は、ただの解説書にとどまっていないところがまたいいと思います。
由香里の成長に合わせて、そして解説を読むうちに、
自然と自分自身について、あるいは状況や周囲への反応についてふり返ったり、
アドラー心理学に則って捉え直してみたりできるようになっています。
つまり、アドラー心理学を普段の生活の中でどのように生かし実践していくか、
その手がかりを与えてくれるのです。
アドラー心理学に興味をもたれた方にはお勧めの書籍であり、
一定程度勉強された方には、