ぱいかじ南海作戦 (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | ぱいかじ南海作戦 (新潮文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 椎名 誠 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101448299 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » さ行の著者 |
購入者の感想
失業と離婚を味わった主人公の男性が,都会を離れてふらりと訪れた南海の浜辺で出会った5人の男。主人公は開放的で刺激的な日々を送っていると思ったのですが…。話は驚きの急展開。しかし,本当に刺激的なのはここから。遅れてやって来た若者3人と,まさかまさかの共同生活が始まります。若者たちは,野営生活のなかで成長したり,意外な才能を発揮したり。ひとりひとりが実に魅力的に描かれています。そして,最後のおぃおぃと言いたくなるオチ。話の流れが変化する具合も絶妙で,最後までわくわくドキドキの連続を味わえる一冊でした。
私にとって,とくに印象的なのは,共同生活を送る関西娘の話す言葉です。細かい部分の関西弁の言い回しがリアルで,物語にいい彩りを与えています。
何か面白い小説は無いかなと思っている方には,おススメの一冊と言っていいです。
私にとって,とくに印象的なのは,共同生活を送る関西娘の話す言葉です。細かい部分の関西弁の言い回しがリアルで,物語にいい彩りを与えています。
何か面白い小説は無いかなと思っている方には,おススメの一冊と言っていいです。