みんなが聞きたい 安倍総理への質問 の感想

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参照データ

タイトルみんなが聞きたい 安倍総理への質問
発売日販売日未定
製作者山本 太郎
販売元集英社インターナショナル
JANコード9784797673135
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

他の方も書かれていたが、マスメディアが山本太郎の奇行をバッシングするのをしばしば見聞きしており、マスメディアが過剰に熱心に伝えることはむしろ大変に疑わしい(そう思うようになったきっかけは奇しくも、山本太郎氏と同じく3.11であり原発問題だが)、と考えると、実はこの人はホンモノなのでは?とふと思い、興味を持っていたところに本書が刊行された。

政治的には安倍政権反対であるが、天皇制賛成、共産主義反対でもあるので私は自分のことを右でも左でもないと思っている。その立場から見て、であるが、本書にはうならされた。参議院議員山本太郎の、国会での質問、特に安倍首相との応酬の議事録を、時事問題に関する丁寧な注釈(これは後になって読まれる場合には特に非常に重要である)とともにそのまま収録したもの。彼の国会議員としての仕事そのものである、質問の中身を紹介するものである。

正直な所、日本に住んでいる時でも国会中継を見ることは稀だった。平日の昼間なのでその時間にテレビが見られないということもあるが、国会の中がどういう空間であり、そこで実際にどういう言葉のやり取りがなされているかについてはよく知らなかった。

本書では、それが議事録のまま、生の言葉として再録されており、そこがまず評価されるべきだ。

そしてその内容であるが、正直、舌を巻いた、というような感想である。テレビ中継を強く意識して、国会議員当事者だけで通じるようなやりとりにならないよう注意しており、議員としての常識がないからとか誤解を受けるのも恐らく承知で、努めて平易な言葉で語りながら、国会で質問するのがタブー視されそうな、日本の国政の闇に爽やかに切り込んでいくようである。議事録を読むと、平易な言葉で本質を語ろうとする山本氏と、専門用語をちりばめて、「はい」か「いいえ」かさえも分かりづらいような答弁をする大臣や官僚との、使う言葉の落差が甚だしい。白と黒である。もちろん正確な言葉を用いることを非難するものではないが、難しい言葉で本質を見えなくさせるという守りの意図が見え隠れし、心地よいものではない。

山本議員の国会質疑が活字になったので、即購入。読みやすいし、見逃したところがカバー出来て良い。国会中継でも滑舌やテンポが良く、よく練られていて、相手を追いこむ感じが外連見溢れており、さすが役者と思っていたが、活字で読むと言葉遣いが丁寧で、理路整然としていることが実感される。装丁も真面目さの中にポップさがあって良い感じ。良書です。

山本議員、脱原発や9条守れの集会やデモの空撮、広瀬隆さんとのドイツの原発の現状ルポ、既に無いものにされようとしている被曝問題の追求、本当にお疲れ様です。ありがとう。でも、500円ハゲを作ってまだまだ駆けずり回って下さい。頑張れ!もっとやれ!山本太郎。

今私の好きな政治家はホセ・ムヒカと山本太郎です。

「あなた方が政治に興味を持たなければ、政治があなた方の脅威となる」ラルフ・ネイダー

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