シドニアの騎士(15)<完> (アフタヌーンKC) の感想
参照データ
タイトル | シドニアの騎士(15)<完> (アフタヌーンKC) |
発売日 | 2015-11-20 |
製作者 | 弐瓶 勉 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784063881028 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
弐瓶勉氏の描くシドニアの騎士、完結しました。
物語の発端からの主人公視点で読み進めてきた読者ならば、これ以上ないハッピーエンディングでしょう。
ただし、大どんでん返し、衝撃の結末、深い考察を要求される、という締めではないです。あくまで王道に忠実、故に予想のつく展開です。
ここが人により評価が分かれる点だと思います。
シドニアの騎士は過去作であるBLAME!などのハードSF要素をマイルドにしつつストーリーの定石に倣って作り上げた、いわば万人受けするような作品です。
そのような作品で結末にだけ難解なSF要素を盛り込まれても消化不良になるだけです。
よって、このストーリーに弐瓶氏の過去作のような結末を求めるのは少々筋違いかと個人的には思います。
内容に関しては、他の方が仰られておるように、駆け足感は否めません。肝心の戦闘シーンもあっさり進行して行きます。
それでも最低限描くべき場面は押さえてあるので、ストレスはあまり感じませんでした。
衛人やキャラクター、世界観の細かい描写は外伝なんかでやってもらえたら良いです。
話を脇道に逸らせて展開を遅らせる、いわゆる引き伸ばし漫画が多い中でテンポよく完結させた姿勢はむしろ評価されるべきなのではないかと思います。
とりとめもない感想になりましたが、シドニアの騎士全15巻、非常に楽しませてもらいました。次回作にも期待します。
物語の発端からの主人公視点で読み進めてきた読者ならば、これ以上ないハッピーエンディングでしょう。
ただし、大どんでん返し、衝撃の結末、深い考察を要求される、という締めではないです。あくまで王道に忠実、故に予想のつく展開です。
ここが人により評価が分かれる点だと思います。
シドニアの騎士は過去作であるBLAME!などのハードSF要素をマイルドにしつつストーリーの定石に倣って作り上げた、いわば万人受けするような作品です。
そのような作品で結末にだけ難解なSF要素を盛り込まれても消化不良になるだけです。
よって、このストーリーに弐瓶氏の過去作のような結末を求めるのは少々筋違いかと個人的には思います。
内容に関しては、他の方が仰られておるように、駆け足感は否めません。肝心の戦闘シーンもあっさり進行して行きます。
それでも最低限描くべき場面は押さえてあるので、ストレスはあまり感じませんでした。
衛人やキャラクター、世界観の細かい描写は外伝なんかでやってもらえたら良いです。
話を脇道に逸らせて展開を遅らせる、いわゆる引き伸ばし漫画が多い中でテンポよく完結させた姿勢はむしろ評価されるべきなのではないかと思います。
とりとめもない感想になりましたが、シドニアの騎士全15巻、非常に楽しませてもらいました。次回作にも期待します。