人工林荒廃と水・土砂流出の実態 の感想
参照データ
タイトル | 人工林荒廃と水・土砂流出の実態 |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784000054638 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 産業研究 » 農林水産 » 林業 |
購入者の感想
人工林と天然林等の様々な事例を豊富なデーター取りを行い、止水及び降雨ピークからの森が果たす緩衝緩和能力について入念に検証した良作である。治水・利水と言う既存の大まかな議論が極めて検証的意味合いでは不充分であった事から見れば、本書ではそれが明確なデーターとして明示され、そしてその形態とメカニズムが分かり易く示されている。
結局、本書はその種の議論の信憑性に対する懐疑を、結論付けたと言う意味は誠に重い。
ただ、本書は極めて専門的であり価格も研究書としての設定と成っており、一般読書層には荷の重いものと成っている事も事実であり、出来うるなら著者に依る一般啓蒙書も待ちたい所で有る。
読者が限定されると言う意味で、星が足りない評価としたが、長年の研究成果としての重みと言う意味では星が五つでは足りないと言う読後感を持った事も付け加えなくてはならないだろう。
純粋に一つの学術書としてみれば、読み易く、考察も優れており価格的にも満足の行く内容でもある。
結局、本書はその種の議論の信憑性に対する懐疑を、結論付けたと言う意味は誠に重い。
ただ、本書は極めて専門的であり価格も研究書としての設定と成っており、一般読書層には荷の重いものと成っている事も事実であり、出来うるなら著者に依る一般啓蒙書も待ちたい所で有る。
読者が限定されると言う意味で、星が足りない評価としたが、長年の研究成果としての重みと言う意味では星が五つでは足りないと言う読後感を持った事も付け加えなくてはならないだろう。
純粋に一つの学術書としてみれば、読み易く、考察も優れており価格的にも満足の行く内容でもある。