中世騎士物語 (岩波文庫) の感想
参照データ
タイトル | 中世騎士物語 (岩波文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ブルフィンチ |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784003222522 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学 |
購入者の感想
「西欧の芸術文化を理解するにあたって、なくてはならない知識」は神話に
次いで騎士物語である、との考えのもとに翻訳出版された書。
原典は米国のThomas Bulfinch (1796-1867)のThe Age of Chivalry(1858)
で、いささか古いが、広範囲にわたる記述で、騎士物語に関して幅広い知識が
得られる便利な本である。
まず、当時の騎士や社会に関して概略的に述べた後で、リア王なども登場する
英国史を概観し、続いて『アーサー王の死』をもとにしていると思われる、
一連のアーサー王物語群が展開される。さらに、ウェールズの中世騎士物語集
であるマビノジョンが語られ、マロリーのものとはまた違った騎士物語が堪能
できる。
背景的な知識と、物語とが同時に楽しめる一冊。字が小さいので、ワイド版も
お薦めする。
次いで騎士物語である、との考えのもとに翻訳出版された書。
原典は米国のThomas Bulfinch (1796-1867)のThe Age of Chivalry(1858)
で、いささか古いが、広範囲にわたる記述で、騎士物語に関して幅広い知識が
得られる便利な本である。
まず、当時の騎士や社会に関して概略的に述べた後で、リア王なども登場する
英国史を概観し、続いて『アーサー王の死』をもとにしていると思われる、
一連のアーサー王物語群が展開される。さらに、ウェールズの中世騎士物語集
であるマビノジョンが語られ、マロリーのものとはまた違った騎士物語が堪能
できる。
背景的な知識と、物語とが同時に楽しめる一冊。字が小さいので、ワイド版も
お薦めする。