欲情の作法 (幻冬舎文庫) の感想

モテない男性で女性としゃべることすらできず、誰とも付き合ったことがなく
どうにかなってしまいそうだ･･・
もしくは、誰でもいいから女性と関係を持ちたい時に、やはり誰でもいいから関係を
持ちたい女性と出会う･･･には、手っ取り早くて参考になるかもしれません。
本気で落としたい女性相手に活用するのは危険な気がします。

というのは、女性視点でいえば「こっちがダメならあっちがある」「君じゃなくても
他がある」というスタンスの男性は、一番付き合いたくないタイプじゃないでしょうかね？？
隠していてもそういう男性を、女性は意外と見抜きます。
（同じ会話を繰り返したり、覚えて無かったりボロが出るのです）。

手広く交流していれば、いつか誰かと付き合える可能性があるってことだとは思いますが、
そのスタンスでは、なびいてくるのもそれなりの女性になるだろうなと。
（調子のいい事を言ってくれる男を繋いでおきたい女性や
　さびしくて誰でもいいからＨしたかった女性など）。
でもそういう女性に相手にされることが＝モテる、とは言えないと思うんですよね。
男性にしたって、自分じゃなくてもいい女性、色んな男に媚を売って付き合えれば誰でも
いいのです･･･なんて女性をわざわざ選びますか？という話です。

周りを見てても、むしろ男性の一途さに惚れた美女というのは少なくないですね。
美女と野獣の組み合わせなんてほとんどがそうじゃないかと。
精神的にちゃらちゃらとした男性には食傷気味なのです。
食事相手程度にはしても。