株しかない の感想

この本の事知りませんでした。マネックス証券の広木さんが、某番組で紹介されたので、購入しました。参考になりました。
自分の株への取り組み方に自信を持ちました。
　政策は経済に重点を移します。今この本を再読して、勝ちにいきたいです。

タイトルどおりの主張をしている本。
株に興味がない人はうさんくさいと思うだろうが、その理由を丁寧に説明していて好感がもてる。
前半は主に日本株が「買い」である理由、中盤は著者がジョージ・ソロスのファンドで働いて学んだこと、後半は買う株の選び方などを解説している。
簡単に言えば、日本企業はデフレで鍛えられて財務体質が良くなったからこれから成長するということ。
データが数値で裏付けられているので、ある程度は信頼できる。
しかし、論理的な話もそうだが、どちらかといえば見えてくるのは著者のロマンである。
「株しかない」というのは単なる煽り文句ではなく、かといって論理的な帰結というわけでもなく、著者の夢なのだろうという気がしてくる。
誰にでもわかりやすく書かれているし、しばしば感動的なので、株に興味を持った初心者には面白い読み物だろう。

スパークス・グループの創業者、阿部修平氏の５冊目の書籍。
出版後まもなく増刷されたと知り、騙されたと思って買ってみた。

一見、インパクトのある表紙にありがちな一発屋の本かと思ったが、読み進めていくうちにこの本の価値が分かってきた。

投資を始める時にまず初めに手に取る本は、その人のその後の投資結果を大きく左右する。
私は、この本と最初に出会いたかった。

特に第５章を読んでほしい。投資とは何か、その答えがすべて書いてある。

そして、実際に投資を始めてみることをお勧めする。
その時に、またこの本の本当の価値がわかると思う。