正しい坐禅の心得 の感想

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初心者向けになるべく佛教用語がなく、

座禅をしたいと思った人にはまさに良薬と思います。

具体的な、足の組み方。室内の明暗。温度。

　　　　　時間の計り方。頻度。

さまざまな疑問にピタリと答えてくれる内容です。

それと佛教の基本の基本＝衆生本来佛が

丁寧に解説してあります。

（人は生まれながらに佛である。しかし、座禅をして

汚れを取らなければ、佛であると気がつくことができない。

ゆえに、なにかを得るためではなく生まれたあとに

身に着けた余分なものを取り除いていく。

その唯一、そして効率のよい方法が座禅であるということ。）

私も時折、見返します。

かなり進んでいる人もこの本で初心を取り戻す

契機になると思います。

この本でもう十分と思われたら

同著者の「白隠禅師坐禅讃講話 」→「 普勧坐禅儀講話 」

と順を追って読まれるとわかりやすいと思います。

この本だけしかないのは、魔境の解説です。

魔境に惑わされず、ぐんぐん坐って見性（悟りを得る）し、

大悟徹底をなしとげ、成仏されむことを願っております。