エンデ全集〈6〉いたずらっ子の本 の感想

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参照データ

タイトルエンデ全集〈6〉いたずらっ子の本
発売日販売日未定
製作者ミヒャエル エンデ
販売元岩波書店
JANコード9784000920469
カテゴリ文学・評論 » 評論・文学研究 » 外国文学研究 » ドイツ文学

購入者の感想

私が初めてこの本を読んだのは9歳か10歳か、小学生の頃でした。図書館で出逢ったこの「エンデのいたずらっ子の本」に当時夢中になりました。何度も借りては期限前に慌てて返しに行き、また借りては読みふけりました。私が読んだのは初版の青い表紙の本でしたが、素敵なレイアウトと絵、そして何より心を惹きつけて離さないエンデの魔法の様な言葉に夢中になりました。めくってもめくっても広がるエンデの不思議な世界、不思議な魔法の様な文に活き活きと描かれるいたずらっ子たち。時には泣いて、わめいて、ひねくれてみたり、大笑いしたり、親を困らせるのなんて毎日の事、学校なんて遊びに行く所だもん。皆さんにはどんな子供時代がありましたか?でも皆、きっと何処かでいたずらっ子でしたよね。(いや私は/俺は/わしは良い子だった!と豪語するあなた内緒にしとくのでこそっと!ホントは・・・?笑)あなたが大人だって、子供だってかまわない。エンデの言葉に込められた大人から子供、すべてのいたずらっ子への素敵なおはなし。優しさと、温かさ、人を大切に思う気持ち、大きくなりたい気持ち。いつまでも忘れられない宝物の様な想いを、忘れてしまった人には思い出させてくれ、まだ知らない子供達には気付かせてくれる、そんなきっと沢山の人に愛される本だと思います。
自由な心、果てなく広がる夢の世界、何処までも続く楽しく笑いに満ち溢れた旅。この本に登場する沢山の沢山の愛すべきいたずらっ子たち、きっと其の中にあなたは自分の姿を見つけるかもしれません。
エンデの言葉のセンスにはとても心を奪われます。百を超える、歌や言葉遊び、なぞなぞ、不思議なおはなし、おかしな笑い話・・どれもこれも楽しくて、ちょっぴり切なくて、悩んだり考えたり。でも最後には笑って、胸がいっぱいになる、何度でも読み返したくなる、そんな子供から大人まで、いつまでもいつまでも読める素敵な本だと思います。
特に自分はいたずらっ子じゃなかったかもなあーという人におすすめ!
完璧うんうん自分かなりいたずらっ子でした・・って人にももちろんおすすめです!
そしてもちろん、すべてのこどもたちに。

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岩波書店から発売されたミヒャエル エンデのエンデ全集〈6〉いたずらっ子の本(JAN:9784000920469)の感想と評価
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