AKB48、被災地へ行く (岩波ジュニア新書) の感想

「人が生きてゆく上での喜びとは、自分が誰かのためにできることがあるという認識です。・・」これがまえがきの冒頭部分に書かれています。この本はakb48の被災地訪問活動の記録であると同時に励まされる方と励ます方のドラマになっています。

少女がステージトラックの舞台にいるメンバーに「ありがとう」と言いながらシロツメクサの花束を渡した話（この時の写真もあります）など、ぐっとくる話がいくつも出てきます。

有名であこがれの対象となる人にだからこそできる社会貢献の一つの形がここにあると思いながら読み終えました。さらに、有名ではない人にもそれなりにできることがあるよと教えてくれているような気がしました。