路 (文春文庫) の感想
参照データ
タイトル | 路 (文春文庫) |
発売日 | 2015-05-08 |
製作者 | 吉田 修一 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784167903572 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » や・ら・わ行の著者 |
購入者の感想
私は台湾新幹線の工事に参加した者です。と言うよりもそれに先立って日本連合が逆転受注を果すに至った、日本側の見積りの金額(の一部)をまとめた者です。当時、欧州連合からの逆転受注を目指し、連日徹夜しながら資料をまとめました。
1999年12月、「日本連合逆転受注!」の一報を受け、うれし涙にくれた記憶が甦り、また本書で台北の街の描写や燕巣のメインワークショップの描写に触れることができ、なつかしさでいっぱいです。
開業前の試験列車で300km/hを経験したことも思い出しました。
文学的なことは私には判りません。しかしより多くの方が本書を通じて、私のような名も無い日本人エンジニアがたくさん海を渡ったこと、台湾の新幹線工事に情熱を注ぎ、その後の台湾の発展と新幹線の安全運行が続くことを祈りつつ、今でも熱く見守っていることに思いを馳せて頂けるとうれしく思います。
最初から最後まで、涙腺全開で読ませていただきました。
著者の吉田修一さんに感謝です。
1999年12月、「日本連合逆転受注!」の一報を受け、うれし涙にくれた記憶が甦り、また本書で台北の街の描写や燕巣のメインワークショップの描写に触れることができ、なつかしさでいっぱいです。
開業前の試験列車で300km/hを経験したことも思い出しました。
文学的なことは私には判りません。しかしより多くの方が本書を通じて、私のような名も無い日本人エンジニアがたくさん海を渡ったこと、台湾の新幹線工事に情熱を注ぎ、その後の台湾の発展と新幹線の安全運行が続くことを祈りつつ、今でも熱く見守っていることに思いを馳せて頂けるとうれしく思います。
最初から最後まで、涙腺全開で読ませていただきました。
著者の吉田修一さんに感謝です。