税金を払わない巨大企業 (文春新書) の感想

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タイトル税金を払わない巨大企業 (文春新書)
発売日販売日未定
製作者富岡 幸雄
販売元文藝春秋
JANコード9784166609888
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購入者の感想

トンデモ本扱いされていますが、少なくとも税金についての考え方は
すばらしいと思います。消費税には逆進性(不公平な格差)があり、
金持ちほど負担が軽くなるそれこそ“トンデモ税”です。
著者は消費税ができる直前の80年代後半の時期、消費税導入に
対して体を張って必死で抵抗してくれました。偉大な方です。

大企業の納税の内容については賛否ありますが、情報公開が
少なくなり、グローバル化で企業の仕組み自体があまりにも
複雑になりすぎているのです。もはやプロでも管理できないのです。
法人税がずっと下げられて大企業にとって有利になっているのは
間違いありません。これは新自由主義と言って、富裕層・大企業に
お金を集める経済政策が原因。格差思想でありアメリカの失敗作。

まともな経済学者・経済評論家が消費税を下げて直接税(法人・
所得)を上げろとずっと言ってきましたし、話題のピケティなどが
正しい格差批判ブームを作ってくれています。大企業だけが
儲かる時代は終わりを迎えようとしています。
消費税・金持ち優遇の格差について考える本としてオススメします。

この本が言っている税負担額というのは課税後のごく一部の所得にしかフォーカスしていない。
もしこの名誉教授の時代遅れの頭で考えると、同名目での2重課税3重課税を要求する税に関わるものとしては異常な意見を羅列している。
というかこの名誉教授は企業がどの段階で課税されているか全くわかっていないのだ。
日頃の不勉強どころか税法・会計を学ぶ基本の段階から把握できていないからこそ生まれた稀代の悪書である。
さらに見せるべきデータも多々隠しており、税に詳しくない一般人にとっては痛快爽快な政府批判本かもしれないが、
それなら水戸黄門でも見ることをオススメする。わざわざ小難しいノンフィクション風のでたらめを読む必要もない。

雑な説明だけど。
ソフトバンク株式会社は持株会社だから、単体PLに書いてある収入は、グループ全体の収益から税を払った後で配分されるもの。グループ全体としては9,323億の利益に対して3,462億の税負担をしている。
多分この人は、単体PLに書いてある納税額は持株会社単体の法人税等の納付額であり、収益の大部分がグループ全体からの受取配当金で益金不算入であるということが分かってないのでは?
もしくは分かっているけどソフトバンクとか嫌いだからですか?

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