オール讀物増刊号 エロスの記憶 2014年 06月号 [雑誌] の感想

小池真理子さんと桐野夏生さんのファンなので買いました。
しかし小池さんは既に読んだ事ある作品でした。残念。
しかもあまり官能的に今ひとつ・・・★３つ。

で、

桐野さんの作品。
こちら結論から★５です！

とても作品内容が面白い。

今、偶然、村岡花子さんの生涯の作品読んでいますが・・・彼女は翻訳家。

桐野さんの作品内容世界でもある意味、訳していたわけで。
そこに桐野節なブラックユーモアと言うかとにかく刺があり。
そこが桐野さんの魅力でもあり力でもあると私は思っていて。

あとは官能小説を一般の女性を交えての討論会ってか感想会。

o嬢の物語も題材にしていてなかなか興味ありましたね。

表紙の光あるどんな技術かわかりませんが、やっぱ紙はいいわ~って思いました。

文藝春秋７月号の宣伝ページで知ったこの臨時増刊号、６月号（５月後半発行）ですでにamazonでは品切というか新刊は不扱い。キンドル本で６００円というからまずはサンプルで１作品読ませてもらった。「千年萬年」（小池真理子）だ。読みやすいがこれおよび目次しか読めない。無料だからしかたがないのだけれど。紙の本だと税込み９５０円だったので３５０円の差である。が、写真挿入がたくさんの　MからYへ　を読むとき（故池田満寿夫から砂糖陽子にあてたラブレター）は（好みかもしれないが）紙のほうが創造力がわいてくるような気がした。
編集後記にあるが、どこまでも真剣に、そして熱意をこめて作りました　とある。　６００円の電子版も入手が容易いという意味ではいいが、あえて、赤い艶のある表紙が平台で手招きしていた残りの２冊のうちの１冊を買ったことをまったく後悔していない。