人類と建築の歴史 (ちくまプリマー新書) の感想
参照データ
タイトル | 人類と建築の歴史 (ちくまプリマー新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 藤森 照信 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480687128 |
カテゴリ | アート・建築・デザイン » 建築 » 建設・土木 » 建築・土木工学 |
購入者の感想
この頃、歴史の流れの中で文学や音楽や科学について考える類の本に興味を持っていて、とくに建築に興味があったというわけではなかったが、この本を手にとってみた。
思っていたよりも易しい本で、まったくの素人でもおもしろく読めた。
最初に、人類が神に捧げる形で作った建物を「建築」だとして、一般の住居と切り離して考えている点は、なるほどとおもしろかった。
そもそも、人類の信仰は、世界中で、狩猟採集生活から農耕牧畜生活に変遷していくにつれて、地母信仰が生まれ、続いて太陽信仰が生まれ、それが建物の構造に反映されていたと考えると、今でも残る遺跡の建造物の姿、とくにストーンサークルなど、一見よくわからない構造物に対しても理解が深まる。
その後、ヨーロッパ主導に建築物が世界を席巻していくのだが、そんな中にあって、古代の構造物をそのまま残している日本という国の特異性にも気づかされる。
思っていたよりも易しい本で、まったくの素人でもおもしろく読めた。
最初に、人類が神に捧げる形で作った建物を「建築」だとして、一般の住居と切り離して考えている点は、なるほどとおもしろかった。
そもそも、人類の信仰は、世界中で、狩猟採集生活から農耕牧畜生活に変遷していくにつれて、地母信仰が生まれ、続いて太陽信仰が生まれ、それが建物の構造に反映されていたと考えると、今でも残る遺跡の建造物の姿、とくにストーンサークルなど、一見よくわからない構造物に対しても理解が深まる。
その後、ヨーロッパ主導に建築物が世界を席巻していくのだが、そんな中にあって、古代の構造物をそのまま残している日本という国の特異性にも気づかされる。