河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙 (文春文庫) の感想
参照データ
タイトル | 河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙 (文春文庫) |
発売日 | 2014-03-07 |
製作者 | 河北新報社 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784167900595 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論 |
購入者の感想
あの東日本大震災当日にも号外を発行し、翌日以降も休刊することなく、情報を発信し続けた地方新聞社の壮絶なドキュメント。何としてでも新聞を届けようと全社一丸となって困難に立ち向かう姿が仔細に描かれている。
紙面を作るために奔走する記者たち、沿岸部支局から届けられる手書きの記事をリレーする記者たち、どうにかして被災地の現実を伝えようと危険を冒す記者たち、或いは後方支援に徹したおにぎり班の女性社員や山形支局の社員…被災地の販売店の支援、ロジスティクスの確保…
自分の住む地域では、東日本大震災の翌日から数日、全国紙の配達が途絶え、これだけの大災害であれば仕方が無いかと諦めていた。一週間に及ぶ停電で情報源はラジオとインターネットだけ。ある時、インターネットを検索していたら、河北新報社が号外、朝刊、夕刊までもホームページにPDFファイルを掲載しており、新たな情報源として活用させてもらった。このドキュメントの中にも描かれているが、情報を途絶えさせないという使命から日曜日にも夕刊を発行していたのがすごいと思った。
文庫化にあたり、文庫版のあとがきが追加されている。
紙面を作るために奔走する記者たち、沿岸部支局から届けられる手書きの記事をリレーする記者たち、どうにかして被災地の現実を伝えようと危険を冒す記者たち、或いは後方支援に徹したおにぎり班の女性社員や山形支局の社員…被災地の販売店の支援、ロジスティクスの確保…
自分の住む地域では、東日本大震災の翌日から数日、全国紙の配達が途絶え、これだけの大災害であれば仕方が無いかと諦めていた。一週間に及ぶ停電で情報源はラジオとインターネットだけ。ある時、インターネットを検索していたら、河北新報社が号外、朝刊、夕刊までもホームページにPDFファイルを掲載しており、新たな情報源として活用させてもらった。このドキュメントの中にも描かれているが、情報を途絶えさせないという使命から日曜日にも夕刊を発行していたのがすごいと思った。
文庫化にあたり、文庫版のあとがきが追加されている。