打ちのめされるようなすごい本 の感想
参照データ
タイトル | 打ちのめされるようなすごい本 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 米原 万里 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784163684000 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 本・図書館 » 読書法 |
購入者の感想
ロシア語通訳の第一人者にして、大傑作小説『オリガ・モリソヴナの反語法』、最高のノンフィクション『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』、大爆笑エッセイ『ロシアは今日も荒れ模様』などの書き手、米原万里が06年5月に亡くなった。本書は米原の遺作ということになるのだろうか。
とにかく書評家としても鹿島茂や山内昌之に比肩する最強・最高の手練である。95年から05年までの全書評を収めた本書は、誠に嬉しい贈り物のようなものだ。
取り上げられた本は全部読みたくなる。そして、1冊の本についての文章からこちらの思考が促されるのだ。なんという強靭でしなやかな文章であることか。これでしばらくは本書に紹介された数々の書物を買いまくることになるであろう。読書界は、この人をもって最高の導き手としてきたのである。
それにしても、あまりに早い逝去は痛恨の極みだ。合掌。
とにかく書評家としても鹿島茂や山内昌之に比肩する最強・最高の手練である。95年から05年までの全書評を収めた本書は、誠に嬉しい贈り物のようなものだ。
取り上げられた本は全部読みたくなる。そして、1冊の本についての文章からこちらの思考が促されるのだ。なんという強靭でしなやかな文章であることか。これでしばらくは本書に紹介された数々の書物を買いまくることになるであろう。読書界は、この人をもって最高の導き手としてきたのである。
それにしても、あまりに早い逝去は痛恨の極みだ。合掌。