世にも奇妙な人体実験の歴史 の感想
参照データ
タイトル | 世にも奇妙な人体実験の歴史 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | トレヴァー・ノートン |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784163754406 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 科学史・科学者 |
購入者の感想
科学史が好きでその手の本をよく読む。物質の成り立ちとか恒星の内部を解明する天才達は素直に凄いと思うが、ここに載ってるのは自分の体で仮設を証明しようとした、どちらかと言うと泥臭い偉人列伝である。
著者はイギリス人でエピソードもイギリスの物が多い。自分の体を使って誰が見ても危険な実験を続けるのは、ひたすら使命に忠実であるが故である。しかしこれが徐々に常軌を逸してくるほどに読む方は一度ならず笑ってしまう。モンティ・パイソンなどイギリス流の笑いと同じ匂いを感じる一方で、読み進めるほどに無名の偉人達への敬意と親しみが湧く。
淡々としたユーモアが散りばめられた素晴らしい文章そして良い訳である。「自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝」あたりが食い足りないと感じた人にはお薦め。
著者は海洋生物学の名誉教授だそうだが、巻末に膨大な参考文献が列挙されている。科学的裏付けもしっかりとしてあり、質量共に秀逸。
著者はイギリス人でエピソードもイギリスの物が多い。自分の体を使って誰が見ても危険な実験を続けるのは、ひたすら使命に忠実であるが故である。しかしこれが徐々に常軌を逸してくるほどに読む方は一度ならず笑ってしまう。モンティ・パイソンなどイギリス流の笑いと同じ匂いを感じる一方で、読み進めるほどに無名の偉人達への敬意と親しみが湧く。
淡々としたユーモアが散りばめられた素晴らしい文章そして良い訳である。「自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝」あたりが食い足りないと感じた人にはお薦め。
著者は海洋生物学の名誉教授だそうだが、巻末に膨大な参考文献が列挙されている。科学的裏付けもしっかりとしてあり、質量共に秀逸。