国語元年 の感想

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参照データ

タイトル国語元年
発売日販売日未定
製作者井上 ひさし
販売元新潮社
JANコード9784103023197
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 戯曲・シナリオ » 日本

購入者の感想

さすが井上ひさし。人が話すことばの由来を丁寧に教えてくれる。
最初から最後まで面白いやら、悲しいやら。
標準語なるモノをあえて作らなければならなかった明治のはじめの物語。
なぜ、こうなったのか。
各地は過去は権力者が国境をかまえて通せんぼしていたからだ。
みんなその地に生活し自分たちの生活に必要なことばをつくってきた。
当然、その地に根ざした生活言葉は独自なものとなる。
それに気づいた南郷清之輔。
「日本帝国の標準言語」をつくれと命令された主人公・南郷清之輔の不幸に共感する。
ハチャメチャおもしろい。
ハチャメチャおもしろい世界をまとめようとした真人間。
彼は、「二十年後の明治二十七年秋、東京本郷の東京瘋狂院で死亡」。
この物語は悲劇である。

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国語元年

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