僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと の感想
参照データ
タイトル | 僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 和田一郎 |
販売元 | バジリコ |
JANコード | 9784862382153 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 人生論・教訓 |
購入者の感想
入社してすでに20年以上経ってしまった私には、少し辛い記述が多く、途中読んでいて苦しくなった。自分の内部に育ってきたプライドという名の頑固さと、会社の進む方向へのすり合わせに悩む世代としては、この本を読むことで、どちらを選択するかのヒントを得ることが出来ると思います。お勧めします。
「会社のカラーに染まりたくないなんて思わなければよかった」
「社内の人間関係にもっと関心を持てばよかった」
「信念なんてゴミ箱に捨てればよかった」etc…
私も組織で成功できなかった人間のひとりです。
もちろん全てではありませんが、多くの同じような失敗をし、同じような後悔があります。著者の言う事はよくわかります。
でも、22歳からやり直すことができたとして……結局また同じ失敗の道をたどってしまうような気がしてなりません。
いや、失敗をすべて回避、つまり本書に書かれているアドバイスをすべて受け入れ、組織人として完璧に振舞うことに成功したとしても、その先にどんな未来が待っていたのか、役員になった自分の人生に満足できたのか、幸せだったのか……それも分かりません。
最後に著者が言うように、人には理屈ではいくら分かっていても変われるところと変われないところがあり、その変われないことがつまり自分であることの証なのでしょう。
そして、それを知るためにも、やはり一度は組織の中で全力で戦ってみることが必要なのでしょう。
そう考えれば、その過程での数多くの恥ずかしい失敗や後悔も、思い出したくもない酷いものも含めて、自分が得た大切な宝なのだと思います。
「だれかに、ひょっとしたらこれを読んでいるあなたにすら、つまらない人生だなと言われるかもしれないが、これこそが僕が紡いできた僕だけの人生、僕のアイデンティティであり、誰にも打ち倒すことのできない誇りなのである。」p196
ビジネス書の世界で著者自ら語る失敗談は、それだけで貴重です。
(面白おかしく語る失敗談や、失敗を語るようでいて実は自慢話、というのは多いですが、これはそうではありません)
駆け出しの方から定年近いベテランまで、組織で働く多くの方にお勧めします。
そして、続編の出版を希望します。
「社内の人間関係にもっと関心を持てばよかった」
「信念なんてゴミ箱に捨てればよかった」etc…
私も組織で成功できなかった人間のひとりです。
もちろん全てではありませんが、多くの同じような失敗をし、同じような後悔があります。著者の言う事はよくわかります。
でも、22歳からやり直すことができたとして……結局また同じ失敗の道をたどってしまうような気がしてなりません。
いや、失敗をすべて回避、つまり本書に書かれているアドバイスをすべて受け入れ、組織人として完璧に振舞うことに成功したとしても、その先にどんな未来が待っていたのか、役員になった自分の人生に満足できたのか、幸せだったのか……それも分かりません。
最後に著者が言うように、人には理屈ではいくら分かっていても変われるところと変われないところがあり、その変われないことがつまり自分であることの証なのでしょう。
そして、それを知るためにも、やはり一度は組織の中で全力で戦ってみることが必要なのでしょう。
そう考えれば、その過程での数多くの恥ずかしい失敗や後悔も、思い出したくもない酷いものも含めて、自分が得た大切な宝なのだと思います。
「だれかに、ひょっとしたらこれを読んでいるあなたにすら、つまらない人生だなと言われるかもしれないが、これこそが僕が紡いできた僕だけの人生、僕のアイデンティティであり、誰にも打ち倒すことのできない誇りなのである。」p196
ビジネス書の世界で著者自ら語る失敗談は、それだけで貴重です。
(面白おかしく語る失敗談や、失敗を語るようでいて実は自慢話、というのは多いですが、これはそうではありません)
駆け出しの方から定年近いベテランまで、組織で働く多くの方にお勧めします。
そして、続編の出版を希望します。