世界が日本経済をうらやむ日 の感想

この本は、安倍政権が誕生して、日銀がインフレ目標政策をするようになった事は、景気回復に効果的であるので、続けるべきとしている本です。

過去、20年、日銀がインフレ目標政策を取らなかったので、日本経済が「失われた20年」になったとしています。

その為、日銀法を改正して、「物価目標は、政府が決める」という法律にするべきとしています。

また、「財務省」が省益や役人個人の出世の為に、不況時に「消費税増税」を強行している事を痛烈に批判をしています。

過去の「日銀」と「財務省」の経済政策の失敗に、強烈な批判を加えている本に仕上がっています。

そして、最新の「マクロ経済学」の世界の流れについても解説してあるので、マクロ経済学に興味がある人には、ぜひ、読んでみてください。

以下、各章の目次です。

第１章「アベノミクスはなぜうまくいったのか」

第２章「日本の不況の原因は円高だった」

第３章「デフレが日本を滅ぼす」

第４章「なぜ日本の財政赤字はここまで膨らんだのか」

第５章「なぜこれほど金融政策が効くのか」

第６章「貨幣が経済に効くか否かには250年の歴史がある」

第７章「株と為替で確実に稼ぐことは可能なのか」

終章「世界が日本経済をうらやむ日」