妖怪の民俗学 (ちくま学芸文庫) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル妖怪の民俗学 (ちくま学芸文庫)
発売日販売日未定
製作者宮田 登
販売元筑摩書房
JANコード9784480086990
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 文化人類学・民俗学 » 文化人類学一般

購入者の感想

 1985年に岩波書店から出た単行本の文庫化。いくつかの版がある。

 本書は民俗学の立場から妖怪を論じたもの。柳田国男と井上円了を融合させようという試みでもある。著者はもともと現代の民間信仰から出発した研究者で、本書でも最後は現代的な問題に行き着いている。

 主要なテーマとなっているのは、妖怪と場所。化け物屋敷、辻、橋、都市など、妖怪のあらわれる場所が取り上げられ、どうしてそこがスポットとなるのか、民俗学的に分析される。

 柳田、井上の理論を批判し、場所の概念を持ち込んだものと言えよう。なかなか説得力があり、納得させられる。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

妖怪の民俗学 (ちくま学芸文庫)

アマゾンで購入する
筑摩書房から発売された宮田 登の妖怪の民俗学 (ちくま学芸文庫)(JAN:9784480086990)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.