四畳半神話大系 (角川文庫) の感想
参照データ
タイトル | 四畳半神話大系 (角川文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 森見 登美彦 |
販売元 | 角川書店 |
JANコード | 9784043878017 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » ま行の著者 |
購入者の感想
本書の主人公である私の大学生活の内に築き上げた自意識が独創的世界観を作り出しており、そこが本書の見所でもあります。冴えない大学生活の心情を細やかに描いており、ポッと出てくる薔薇色な可能性に屁理屈こねて右往左往してる主人公の様は男性なら誰にでもある恥ずかしい思い出ではないでしょうか。ともかくそんな主人公とそれを取り巻く個性的な面々とのお話は直ぐに読み終わってしまう魅力があります
1話目を読んだ時点では、
特に面白くもなく、つまらなくもない話だと思ってました。
2話目を読んでいる途中から、
繰り返される回りくどい表現に引き込まれ、
3話目を読む頃には、もう止まりませんでした。
そして、全てをまとめあげる4話目。圧巻でした。
何よりすごいのは、ここまでの興奮を味わっておきながら、
同時になにか汚いものに触れてしまったような気分になること。
登場人物が誰一人尊敬できないし、
起こる事件は心の底からくだらないのです(笑)
でも、(残念ながら)それが親近感にも通じるわけで、感情移入を誘います。
最高の1冊でした。
特に面白くもなく、つまらなくもない話だと思ってました。
2話目を読んでいる途中から、
繰り返される回りくどい表現に引き込まれ、
3話目を読む頃には、もう止まりませんでした。
そして、全てをまとめあげる4話目。圧巻でした。
何よりすごいのは、ここまでの興奮を味わっておきながら、
同時になにか汚いものに触れてしまったような気分になること。
登場人物が誰一人尊敬できないし、
起こる事件は心の底からくだらないのです(笑)
でも、(残念ながら)それが親近感にも通じるわけで、感情移入を誘います。
最高の1冊でした。