プリズム の感想
参照データ
タイトル | プリズム |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 百田 尚樹 |
販売元 | 幻冬舎 |
JANコード | 9784344020641 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » は行の著者 |
購入者の感想
百田さんて、本当に掛け値なしでチャレンジングな作家なんだなぁ。
・・・本作を読みながら、改めてそのことを強く感じさせられました。
ありとあらゆるジャンルに果敢に挑み続け、最高のエンターテインメントを提供し続ける。
その執筆姿勢は、デビューから今に至るまで、全く変わってはいないと思います。
逆に言うと、そういった部分において、自らの意思を頑なに貫いておられるのかも知れませんよね。
・・・取り上げる題材は都度違えども、とにかく面白いストーリーを書き上げてみせる、という。
という訳で、本作で取り上げられているのは、多重人格者です。
多重人格と言えば、個人的にはヒッチコックの「サイコ」なんかがすぐに頭に浮かんで来たりするのですが、この題材を通じて物語を作ろうとした時、そういったかつての名画などが想起されるように、比較的犯罪サスペンスの方向に振れてしまいがちになる場合が多くなるのではないかという気はします。
しかしながら、ここでは犯罪ではなく恋愛が主テーマとなり物語は進んで行きます。
ひとりの大人の女性_「聡子」_の心理状態をつぶさに追いかけて、その禁断の恋の行方を見届けていくという内容です。
言うなれば、異形のラヴ・ストーリーといったところでしょうか。
しかもこのラヴ・ストーリーは、とてもじゃありませんが純愛路線と呼べるものではなく、非常に背徳性に満ち溢れたものになっていて、読み進めていく内に得も言われぬ不可思議な心持ちにさせられたりもしてきます。
かと思えばその反面、もう一人の主人公である「広志」の悲壮な生い立ちと想像を絶する苦悩、そしてその克服という極めてポジティヴなドラマも同時進行していくもう一本の流れも存在しています。
この辺りのストーリー展開の妙というのは、百田作品ならではのものと言ってもいいのかもしれませんよね。
舞台設定といい物語の構成といい、流石の読みごたえを備えた作品だと思いました。
ただ、登場キャラの個性がやや弱いのかなというのは感じました。
・・・本作を読みながら、改めてそのことを強く感じさせられました。
ありとあらゆるジャンルに果敢に挑み続け、最高のエンターテインメントを提供し続ける。
その執筆姿勢は、デビューから今に至るまで、全く変わってはいないと思います。
逆に言うと、そういった部分において、自らの意思を頑なに貫いておられるのかも知れませんよね。
・・・取り上げる題材は都度違えども、とにかく面白いストーリーを書き上げてみせる、という。
という訳で、本作で取り上げられているのは、多重人格者です。
多重人格と言えば、個人的にはヒッチコックの「サイコ」なんかがすぐに頭に浮かんで来たりするのですが、この題材を通じて物語を作ろうとした時、そういったかつての名画などが想起されるように、比較的犯罪サスペンスの方向に振れてしまいがちになる場合が多くなるのではないかという気はします。
しかしながら、ここでは犯罪ではなく恋愛が主テーマとなり物語は進んで行きます。
ひとりの大人の女性_「聡子」_の心理状態をつぶさに追いかけて、その禁断の恋の行方を見届けていくという内容です。
言うなれば、異形のラヴ・ストーリーといったところでしょうか。
しかもこのラヴ・ストーリーは、とてもじゃありませんが純愛路線と呼べるものではなく、非常に背徳性に満ち溢れたものになっていて、読み進めていく内に得も言われぬ不可思議な心持ちにさせられたりもしてきます。
かと思えばその反面、もう一人の主人公である「広志」の悲壮な生い立ちと想像を絶する苦悩、そしてその克服という極めてポジティヴなドラマも同時進行していくもう一本の流れも存在しています。
この辺りのストーリー展開の妙というのは、百田作品ならではのものと言ってもいいのかもしれませんよね。
舞台設定といい物語の構成といい、流石の読みごたえを備えた作品だと思いました。
ただ、登場キャラの個性がやや弱いのかなというのは感じました。
壬生義士伝パクリ説、ネット右翼、NHKの評議委員会?など、
いくつもの疑惑の持ち主、百田さんの作品です。
お話のネタは多重人格。
家庭教師先で出会った多重人格の男性。
家庭教師をしながら、惹かれゆく女性の切なさ。
多重人格の男性の潔さ、そして去り際。
愛した人と同じ顔、でもあの人はいない。
というストーリー。できているようですが、有り得ません。
家庭教師先で、毎回庭に出ている方、即刻首です。
家庭教師先で、ご主人に襲われて、それでも通い続ける方、
変態です。
多重人格の方の治療に、秘密を他に漏らす医者、いません。
小説は、有り得ないものから始まるのだ、という根性が
まずダメ。ありえないものにありえないものを重ねていくのは、
もっとダメ。
そもそも、この作品、ビリーミリガンのパクリです。
永遠のゼロが壬生義士伝パクリとは、かなり話題を呼びました。
二回目となると、確信犯。
読者を馬鹿にするのもいい加減にしろ、というところ。
本が売れれば、それでよい、買う大衆が馬鹿なのよ、って処が
あまりにもひどい。
最近、ネットでも、週刊誌でも話題を呼んでいますが、恐らく、
真実でしょう。
皆様、馬鹿にされないよう、お気を付け下さい。
-100点。
いくつもの疑惑の持ち主、百田さんの作品です。
お話のネタは多重人格。
家庭教師先で出会った多重人格の男性。
家庭教師をしながら、惹かれゆく女性の切なさ。
多重人格の男性の潔さ、そして去り際。
愛した人と同じ顔、でもあの人はいない。
というストーリー。できているようですが、有り得ません。
家庭教師先で、毎回庭に出ている方、即刻首です。
家庭教師先で、ご主人に襲われて、それでも通い続ける方、
変態です。
多重人格の方の治療に、秘密を他に漏らす医者、いません。
小説は、有り得ないものから始まるのだ、という根性が
まずダメ。ありえないものにありえないものを重ねていくのは、
もっとダメ。
そもそも、この作品、ビリーミリガンのパクリです。
永遠のゼロが壬生義士伝パクリとは、かなり話題を呼びました。
二回目となると、確信犯。
読者を馬鹿にするのもいい加減にしろ、というところ。
本が売れれば、それでよい、買う大衆が馬鹿なのよ、って処が
あまりにもひどい。
最近、ネットでも、週刊誌でも話題を呼んでいますが、恐らく、
真実でしょう。
皆様、馬鹿にされないよう、お気を付け下さい。
-100点。