桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか の感想

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タイトル桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか
発売日販売日未定
製作者鳩山 玲人
販売元幻冬舎
JANコード9784344024991
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » ビジネス実用 » 仕事術・整理法

購入者の感想

本書は、三菱商事、サンリオの取締役、DeNAの社外取締役を経験している著者が、普通の会社員の立場で抜群の結果を出す行動パターンについて伝授する。

例えば、以下のような内容。
■結果を出せるかは準備で決まる:
・部署内にある本や資料すべてに目を通す。みんなが帰った後も、会社に居残りして、分厚いファイルや書籍を読み漁る。
・「必要なときに見よう」「時間があるときに勉強しよう」ではなく、今すぐすべてを頭に入れるべき。

■常に自分が責任を負うという強いコミットメントを持つ:
・外部のコンサルタントと仕事をする場合でも、自分で理解してベースを設計した上で意見を聞く。
・自分自身が全体像をつかんでいない状態で、「専門的なことは外部のプロに頼めばいい」では、よい仕事はできない。

■わからないことを作らない:
・わからないことを放置していると、人間の行動が抑制される。
・なるべく「知っている」「やったことがある」状態を作ることを目指すようする。

■不安定さを恐れない:
・例え経験していないこと、新しいことをやる場合でも、「これを克服することで確実にスキルアップできるんだ」とポジティブに考える。
・迷ったときは、どんなことでもフレームワークに当てはめてみて、強引にでも思考を深めてみる。

■「訓練と実践」の循環を日々回す:
・毎日19時に退社して24時に就寝するなら、1日5時間の時間がある。1カ月で約100時間、1年間で約1200時間にもなる。この時間を成長のためにどう使うか考える。
・本当に仕事力を高めたいなら、小さいことを毎日継続する。

■最終形をもって仕事をする:
・仕事では、指示されたことをそのままこなすのではなく、 必ず「本来の目的」や「その目的を達成するために自分が何を期待されているか」まで掘り下げて考える。
・タスクを一段上のレイヤーで分類して、「やるべきこと」と「時間」の配分がずれていないかチェックする。

大学を卒業後、三菱商事を経てハーバード・ビジネススクールに留学。
MBAを取得し卒業のタイミングで、請われる形でサンリオに転職し、
その後同社の海外事業を飛躍的に好転させる。

そういうまさに絵に描いたようなサクセスストーリーなのだけれども、
本書に書いてある内容は、極めて地味で、誰もが経験するようなことなのである。
しかし、そういう誰もが遭遇する場面において、
一つ一つ成果を上乗せし、周囲の期待を上回ってきたことが、
著者の現在のキャリアを作っているといえるのだろう。

例えばコピーを頼まれたときでも、単なるコピー取りに終わらずに、きちんと書類の内容を確認し理解する。
例えば新しい部署に異動したとき、そこにある資料全てに目を通し、組織の現状を把握する。
誰もができるのに、誰もがやっているわけではない、そういうことを積み重ねてきた結果が、
「桁外れ」の成果へとつながった。

著者がコンサルタントではなく、事業会社のサラリーマンであり、
一会社員という制約の中で何ができるのかを考え続けているという点も
大いに共感できたポイントである。

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