知の考古学 河出文庫 の感想
参照データ
タイトル | 知の考古学 河出文庫 |
発売日 | 2014-11-07 |
製作者 | ミシェル・フーコー |
販売元 | 河出書房新社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
まず言っておくと、非常に読みやすい文章でしたし、内容的にもフーコーの立場・思想がはっきり示されていて明解でした。
ただ、本書はフーコーの他著『狂気の歴史』、『臨床医学の誕生』、『言葉と物』に対する反響への回答という性格が強く、これらの本を読まずに本書に挑戦したのは失敗だったかもしれません。
本書でフーコーの立場・思想が明確に主張されるわけですが、主張に対する具体例が上の他著に投げられていて、どうしても「主張は理解できるのだが具体例が分からないので実感が沸かない」という状態になってしまいます。
ただ、本書はフーコーの他著『狂気の歴史』、『臨床医学の誕生』、『言葉と物』に対する反響への回答という性格が強く、これらの本を読まずに本書に挑戦したのは失敗だったかもしれません。
本書でフーコーの立場・思想が明確に主張されるわけですが、主張に対する具体例が上の他著に投げられていて、どうしても「主張は理解できるのだが具体例が分からないので実感が沸かない」という状態になってしまいます。
以前の翻訳と比べると、ハッキリとわかります----遥かに読みやすい。それに、「単行本」でなく「文庫」ですから、私は(少なくとも)軽く手にして、楽に寝転がって読みました。(フーコー先生、本当に、申し訳ありません!) この調子で、他のポストモダンの思想家の諸著作同様、フーコーの
『他の著作の新訳』を、ぜひ、読みたいものです。
『他の著作の新訳』を、ぜひ、読みたいものです。