池上彰の選挙と政治がゼロからわかる本 (河出文庫) の感想

デフォルメが多いので、誤解する事が有るので、大事な部分は自分でシッカリ調べた方が良い。

本作品は、同著者の「あした選挙へ行くまえに」の文庫版ですが、
２０１３年３月現在の情報を基に加筆修正されているそうです。

「選挙に行かないのは、税金を勝手に使ってくれと言ってるようなもの」
という印象的な前書きから始まっています。
以降には、題名通りに政治と選挙について書かれていました。
日本だけでなく中国やアメリカなどにも範囲は及びます。
常識として知っておく必要がありそうな項目を広く浅く取り上げて、
分かりやすく説明してくれていますから、構える必要は全くありません。

ほとんど事項を羅列しているだけで無味乾燥な教科書よりもずっと面白いです。
義務教育の学生さんも社会人の方も、気安く読めるのではないでしょうか。