コンプレックス (岩波新書) の感想
参照データ
タイトル | コンプレックス (岩波新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 河合 隼雄 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784004120735 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 文学・評論 |
購入者の感想
ユング心理学を射程に入れつつ、コンプレックスと自我の関係、コンプレックスとのつきあいによっていかによりよい自己実現が可能となるか、また夢とコンプレックスの関係などを具体例を提示して、説得的に語っている。コンプレックスの否定面だけでなく、積極的な面もあわせて理解する上で本書は好著だろう。
著者のユング心理学入門を既に読んでいたので、「コンプレックス」がユングの用語だということは知っていた。コンプレックスをユング心理学の背景から理解するために適当な本だと思い購入した。
読み進むうちに、自分のコンプレックスを意識させられる。それを解消するにはどうしたらよいのか。著者はコンプレックスを歪めたり、目を背けたりせず、対決する姿勢が大切であると述べている。
また、仮に自分のコンプレックスが判明したとしても、公言せず心の内面に秘めておくほうがよさそうだ。
著者の書く本は、このように自己分析の世界に誘ってくれるので、イメージがわいて、読んでいるあいだじゅう楽しい。
読み進むうちに、自分のコンプレックスを意識させられる。それを解消するにはどうしたらよいのか。著者はコンプレックスを歪めたり、目を背けたりせず、対決する姿勢が大切であると述べている。
また、仮に自分のコンプレックスが判明したとしても、公言せず心の内面に秘めておくほうがよさそうだ。
著者の書く本は、このように自己分析の世界に誘ってくれるので、イメージがわいて、読んでいるあいだじゅう楽しい。