山の人生 - マタギの村から (中公文庫) の感想
参照データ
タイトル | 山の人生 - マタギの村から (中公文庫) |
発売日 | 2012-07-21 |
製作者 | 根深 誠 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784122056688 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 文化人類学・民俗学 » 日本の民俗 |
購入者の感想
下北半島にある畑という集落はマタギの村として知られている。狩りが観光化せず、本書の執筆当時の1990年代になっても、明治〜大正頃と変わらない生活を続けていた。その様々な側面を切り取って見せたのが本書。
冬の兎狩りや春のワラビ取り、地元の民話、「ナタカマ闘争」などが語られている。根深氏の独特なのは、住民たちにものすごく気を遣うところである。役人や学者のように遠慮会釈なしにずけずけ踏み込んでいくようなところがない。だからこそ、人々も心を開いて接してくれる。
ただ、全体としてまとまりがなく、ひとりよがりな部分が多い。物言いもきついので、読者を選ぶ。
マタギの秘伝書がいくつか収録されているのが貴重。0
冬の兎狩りや春のワラビ取り、地元の民話、「ナタカマ闘争」などが語られている。根深氏の独特なのは、住民たちにものすごく気を遣うところである。役人や学者のように遠慮会釈なしにずけずけ踏み込んでいくようなところがない。だからこそ、人々も心を開いて接してくれる。
ただ、全体としてまとまりがなく、ひとりよがりな部分が多い。物言いもきついので、読者を選ぶ。
マタギの秘伝書がいくつか収録されているのが貴重。0