アルカナ・ファミリア2 (通常版) の感想

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　フルコンプ済です。

　ええっと。
　これまでの「賑やかで仲良しでギャグあり、活劇アリの乙女ゲー」の続きと思ってプレイすると、かなり凹みます。賑やかで仲良しでギャグあり、活劇アリの乙女ゲーではありますが、それらをひっくり返して覆い尽くすような重い展開が入っているからです。

　一応の敵キャラな皆さん、特にボスが、どう見ても何度見ても誰のルートで見ても、本当に自分勝手で感情移入出来ない、「いっそオメーを倒しゃいいんじゃねーの？」と殺意みなぎるキャラでして、その彼女ちゃんも、とあるキャラのルートで自分達はフェルに助けてもらいながら、フェルとそのパートナーは冷たく見捨てて去っていくシーンがありまして。アレだけでもう、ダメでした。つか、あの二人が入ったからこそ、これまでのイメージ大暴落、重たい話になっちゃったわ、と。特に彼女ちゃんがフェルの大事な●●●をキレて攻撃した（無抵抗なのに！）トコなんて、「なんでそのまま逃がすんだ！」と握り拳を固めてしまった。私だったら許さない（怒）　なのに攻略終えてみればファミリアは結構みんな痛い目にあって最後もアレなのに、元凶達は幸せな生活を送ってます、的な〆かたばかりで、ファミリアに寄り添ったプレイヤーには、大変、非常にモヤっと感が残ります。

　とにかくストーリーが重い！　各キャラ、３つずつエンドが分岐するんですが、そのどれもが微妙に薄暗いのもどーかと……。他の皆様も書いてらしたジョーリィルートを筆頭に、死臭、さよなら臭があちこちからプンプンして、それがこれまでの賑やかわいわい感を台無しにするようで、なんだか凄くガッカリしました。２の予告を最初に見た時は、キャラビジュアルの美味しい育ち具合（デビトとかノヴァとか）に歓喜したのになあ。これで終わりとかどうかと思うなあ。特にデビトルートは本当にどうにかして欲しいなあ。「幽霊〜」で過去はぶった切れたんじゃなかったのか。何故無駄に重みを追加したんだ。なんでエンド間近でいきなり「実は●が●えない」とかになるんだ。……どうしてあの子に重い枷ばかり増やすかなあ（涙）