ロウソクの科学 (角川文庫) の感想
参照データ
タイトル | ロウソクの科学 (角川文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ファラデー |
販売元 | 角川書店(角川グループパブリッシング) |
JANコード | 9784041002841 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 科学読み物 |
購入者の感想
当時のファラデーの置かれた境遇、環境を考えると、まさに私達など計り知れない想像力仮説力多くの能力が発揮されていることが伝わってくる。私について言えば、そのような能力がかけらもあるとは思われない。しかし、科学に対するあこがれ、探求するあこがれをかき立ててくれる本である。現代、英語を使用することを前提とすれば、多くの知を素人は素人なりに学び考える環境があると私は考えている。即ち、自分も、多くの知に触れいろいろな問題を(趣味程度としても)考えることができる環境が現在既にある。その環境を生かす勇気を、この本は与えてくれる、私はそう思っている。
1861年にロンドンで行われた、このファラデーの講演の記録を読むとき、私は当時の聴衆に対する羨望の念を禁じ得ません。今から100年以上も昔に、実験を交えたこの講演を聴いた少年少女たちは、どれほどの感銘を受けたことでしょうか。
聴衆に探究心を持たせ、考えさせつつ進められた講演は、単に知識を伝えるものにとどまらず、自然科学の本質に迫るものとなっています。
この本では、充実した訳注と図版によって、燃焼・元素・電気分解など化学の基礎を説いた講演を雰囲気豊かに再現しています。子供の頃、理科の実験にわくわく、どきどきした心を、大科学者の言葉で取り戻してみませんか。
聴衆に探究心を持たせ、考えさせつつ進められた講演は、単に知識を伝えるものにとどまらず、自然科学の本質に迫るものとなっています。
この本では、充実した訳注と図版によって、燃焼・元素・電気分解など化学の基礎を説いた講演を雰囲気豊かに再現しています。子供の頃、理科の実験にわくわく、どきどきした心を、大科学者の言葉で取り戻してみませんか。