男おひとりさま道 (文春文庫) の感想

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参照データ

タイトル男おひとりさま道 (文春文庫)
発売日2012-12-04
製作者上野 千鶴子
販売元文藝春秋
JANコード9784167838379
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門

購入者の感想

自分は「死別シングル+父子家庭+アラフォー」の一人です。
そろそろ人生の折返し地点、「おひとりさまの老後」という事態も想定しておかないといけないかなと思ってました。
前著がどちらかというと女性寄りの内容との書評をみたので、そのうち読んでみようと思っていましたが、
その名も「男おひとりさま道」というタイトルだったので、早速購入し、読んでみました。

著者はジェンダー研究のパイオニアだけあって最初からかなり手厳しい。
第1章を読んでると、この先を読み進めるのが嫌になりそうなほどでした。
でも、大事なのは2章以降。
年齢を重ねて老いていくという変えようがない事実。
最後にはどうしても人の手を借りなければならない(介護)という現実。
これは男でも女でも変わらないこと。
それを踏まえたうえで、「ひとり」でも暮らして死んでゆくにはどうすればいいか、どういう心構えが必要かということを教えてくれます。
詳しくはネタバレになっちゃいますので、本書の「男おひとりさま道 10か条」を参照してください。

自分も「かわいげのある」男おひとりさまになれればいいかなとも思います。
・・・が、すみません。 
「おひとりさまですが、それがなにか?」と割り切れるほど、自分は出来た人間ではありません。
やはりどこか虚しさを感じてしまいます。
「おひとりさま」も視野に入れつつ、もう少し悪あがきしてみようかなと思います。

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