池上彰の新聞勉強術 (文春文庫) の感想

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参照データ

タイトル池上彰の新聞勉強術 (文春文庫)
発売日2011-12-06
製作者池上 彰
販売元文藝春秋
JANコード9784167826017
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » マスメディア » メディアと社会

購入者の感想

様々な新聞の読み方だけにとどまらず、新聞をツールにした池上彰流の「インプット&アウトプット法」の指導書です。
池上彰のわかりやすさってどうすれば身につくの?まねがしたいよ!という人には是非オススメしたい一冊です。

この本をAmazonで注文するとき、ほかの池上彰の著書と比べて、平均評価が低いのが気になりました。
そこで、評価が☆1個と2個のレビューを読むと、この著書の内容とは関係なく(恐らく目を通すこともなく)「新聞には価値がない」という持論を展開しているようでした。
勘違いされている方もいるようですが、決して、著者は「新聞の内容を鵜呑みにせよ」といっているわけではありません。
むしろ、「これでもか」というほど、「新聞を含む各種メディアは、所詮は人間が書いたものであり、偏った情報や誤った情報、あえて報道されない情報がある」ことを、多くの事例を提示した上で、指摘しています。
つまり、情報の中から「正しく必要なもの」を見抜く力を身に着けることが大切であり、その具体的な方法を本文の中で解説しています。
そのうえで、新聞は客観的な目を養う上で有効であり、「世間の価値観」を知り「時代を読む」ためのツールだと述べています。

本書の特徴は、元新聞記者ならではの、「新聞を作る側」からの新聞解説法です。
わかりにくい表現がなぜ使われるかや、どのように新聞が作られているかなどの内部事情についても詳しく記述してあります。
普通は「外」からしか新聞の情報を判断できませんが、「外」からも「内」からも、新聞を見る視点を与えてくれます。

著者らしさが出ていると思うのは、それぞれのテーマの中で、ある側面についてよさを語ると同時に、陥りやすい危険な側面についても語っています。
ところどころ、「そんなことまで教えてくれるのか」と思うような親切さを文章から感じるのも、池上彰ならでは。

新聞読まなきゃいけない気がするけれど、「よくわからないし面倒くさいしなぁ・・・」という方がモチベーションを出す上でもとてもよい本だと思います。

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