言葉なんかおぼえるんじゃなかった: 詩人からの伝言 (ちくま文庫) の感想
参照データ
タイトル | 言葉なんかおぼえるんじゃなかった: 詩人からの伝言 (ちくま文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 長薗 安浩 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480432216 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 詩歌 » 詩集 |
購入者の感想
雑誌「ダビンチ」連載の「詩人からの伝言」がメディアファクトリーで文庫化され、それにさらに田村隆一さんの詩20数篇を加えたのが本書。
田村さんのエッセイは何冊か読んだことがあったが、詩は読んだことがなかった。というか、詩というものに苦手意識があり、避けていた。
何を読んでも何が書いてあるのかわからず、わからないなりに感じるものがあるかというとそれもなく、ああ自分は言葉に対する感受性がないのだと、そんなことばかり考えていた。
本書所収のエッセイは、田村さんが語り、ダビンチ編集長の中薗安浩さんがまとめたもの。
エッセイの面白さは(俳優の)山崎務さんの解説(←最高!)を読んでいただくとして、あるテーマについて田村さんが語った後、それに関連した(と本書編集者が考えたのであろう)詩を収める本書の構成は秀逸、と思う。
本書で初めて、詩を読んで、うまく言葉では表せないけど感じるものがあった。わけもわからず涙ぐむ。ただただ、うんうんと頷きながら1行1行を噛みしめる。
抵抗なく、詩と接することができた。うれしい。この本にめぐり合えて良かった。
田村さんのエッセイは何冊か読んだことがあったが、詩は読んだことがなかった。というか、詩というものに苦手意識があり、避けていた。
何を読んでも何が書いてあるのかわからず、わからないなりに感じるものがあるかというとそれもなく、ああ自分は言葉に対する感受性がないのだと、そんなことばかり考えていた。
本書所収のエッセイは、田村さんが語り、ダビンチ編集長の中薗安浩さんがまとめたもの。
エッセイの面白さは(俳優の)山崎務さんの解説(←最高!)を読んでいただくとして、あるテーマについて田村さんが語った後、それに関連した(と本書編集者が考えたのであろう)詩を収める本書の構成は秀逸、と思う。
本書で初めて、詩を読んで、うまく言葉では表せないけど感じるものがあった。わけもわからず涙ぐむ。ただただ、うんうんと頷きながら1行1行を噛みしめる。
抵抗なく、詩と接することができた。うれしい。この本にめぐり合えて良かった。