注文の多い注文書 (単行本) の感想
参照データ
タイトル | 注文の多い注文書 (単行本) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小川 洋子 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480804501 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 |
購入者の感想
森博嗣のどこかの著作で見た言葉であったが、
「質問の『質』でその人の『質(レベル)』がわかる」といったようなエッセィ。
この『注文の多い注文書』は小川洋子氏の筆による捜索物の依頼を、
クラフト・エヴィング商會が承るという形式となっているが、
虚実と幻想、ロマンが入り混じった依頼(『バナナフィッシュの耳骨』だと? くそっ、気になるぜ!)に対し、
文章だけでのアンサーだけでなく、写真付きで報告書が届くのである。
……コレがオモシロクないわけがない!
言葉と言葉のキャッチボール、二人っきりのリレー小説、創作と創作の交感・交信……
このやりとりを言い換えること様々であろうが、
ここは一つ、完成された造形物に魅入ってしまうように、
このテキスト、ヴィジュアルを楽しむのが◎だろう。
「質問の『質』でその人の『質(レベル)』がわかる」といったようなエッセィ。
この『注文の多い注文書』は小川洋子氏の筆による捜索物の依頼を、
クラフト・エヴィング商會が承るという形式となっているが、
虚実と幻想、ロマンが入り混じった依頼(『バナナフィッシュの耳骨』だと? くそっ、気になるぜ!)に対し、
文章だけでのアンサーだけでなく、写真付きで報告書が届くのである。
……コレがオモシロクないわけがない!
言葉と言葉のキャッチボール、二人っきりのリレー小説、創作と創作の交感・交信……
このやりとりを言い換えること様々であろうが、
ここは一つ、完成された造形物に魅入ってしまうように、
このテキスト、ヴィジュアルを楽しむのが◎だろう。
小川洋子さんとクラフト・エヴィング商會双方のファンです。
このお二方(お三方)が一緒に作品を出したとのことで早速読みました。
刊行の噂は数年前から聞いていたので
まだかまだかと待ちわびておりました。
製作に9年かかったとのことです。
双方の持ち味が生かされた内容だと思います。
少し毒気のある小川さんの注文内容に対し、
注文された商品を完璧に用意するクラフト・エヴィング商會。
小川さんならではの不気味で美しい文章に
クラフト・エヴィング商會のこれまた不思議で懐かしい商品が
答えてくれます。
端々まで美しい1冊だと感じました。
このお二方(お三方)が一緒に作品を出したとのことで早速読みました。
刊行の噂は数年前から聞いていたので
まだかまだかと待ちわびておりました。
製作に9年かかったとのことです。
双方の持ち味が生かされた内容だと思います。
少し毒気のある小川さんの注文内容に対し、
注文された商品を完璧に用意するクラフト・エヴィング商會。
小川さんならではの不気味で美しい文章に
クラフト・エヴィング商會のこれまた不思議で懐かしい商品が
答えてくれます。
端々まで美しい1冊だと感じました。