歴史人 11月号 の感想

レビュータイトルに「日露戦争まで」と書きましたが、戦争の中身自体は
駆け足気味で、むしろ開戦に至るまでの過程に力点を置いています。

何より本書の最も気合の入っているのは本のタイトルにあるように「日清
戦争の真実」です。そして、本書はその期待を裏切らない内容です。　(^^♪

最初に不満な点を挙げておきます。モノが雑誌だけに保存ができません。
よほど大事にしないとすぐにヨレヨレになってしまいます。　(o’Д`)=з

とは言え、大東亜戦争や日露戦争の本は山ほど出ていますが、日清戦争の
本はパッとすぐに思いつくほどにはないので、一冊ぐらいこうゆう本を持って
いても良いんじゃないでしょうか？

以下に目次を列記しておきます。購入の際の参考にしてネ

　　　錦絵で読み解く日清戦争名場面（個人的に(≧∇≦)b）

　　　「眠れる獅子」清国を打ち破った激戦の全軌跡

第一部

　　　日清戦争以前の日本の近代国家への戦略と軌跡

　　　明治維新以降の激変する日本と東アジアの勢力関係史

　　　明治政府のスローガン「富国強兵」策とは何か？

　　　西郷隆盛の征韓論の真相

　　　天皇を守る御親兵から始まった日本陸軍の近代化

　　　海軍大臣・西郷従道と山本権兵衛の海軍改革の全貌

第二部

　　　日清開戦から勝利まで。激闘の軌跡を追う

　　　開戦前夜

　　　朝鮮事変勃発

　　　朝鮮王城占拠

　　　豊島沖海戦

　　　コウショウ号事件

　　　成歓の戦い

　　　平壌の戦い

　　　巨大装甲艦「定遠」「鎮遠」を大解剖する

　　　黄海海戦

　　　「鴨緑紅・旅順口の戦い」と「威海衛の戦い」、日清戦争を終わらせた