借りぐらしのアリエッティ [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトル借りぐらしのアリエッティ [Blu-ray]
発売日2011-06-17
監督米林宏昌
販売元ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
JANコード4959241712370
カテゴリDVD » ジャンル別 » キッズ・ファミリー » キッズアニメ・映画

購入者の感想

あれ、それで終わり??
という感じでした。感動もさほどなく、違和感を抱いたまま終わってしまいました。

細部に渡っての画像のリアリティはさすがです。小物1つにも手を抜かないジブリ映画の楽しさがありました。

しかし、そのリアリティも活きてこない、決定的な違和感がこの作品にはいろいろとありました。

まず、これって日本が舞台の作品なのに、どうしてアリエッティたちの生活は超欧州的なのか??日本の家に住み着いているにしては、理解しがたい設定です。

彼らが日本的な登場人物だったらよかったのに。もしくは、舞台そのものを架空の国か欧州にすればよかったのに。
見ているうちに「ありえんでしょう」という気になってしまいました。

そして、登場人物の描き方も中途半端でした。特に樹木きりんさんが声を担当したお手伝いさん、なぜあんなに執拗に攻撃的になるのか、その理由もわからないし、樹木きりんほどの名優に担当させる割には、その内面も行く末も語られず、結局、敵役として終わってしまいました。

アニメとしての映像美は評価できますが、初期の作品のように「夢」を見させてくれるにはちょっと無理があり、「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」にあったような思想もなく、深みがない。

後一つ。
フランス人アーティストの歌を主題歌に採用しているなら、DVD化する際、どうして英語だけでなく、フランス語の吹き替えや字幕もつけないのでしょう。世界を市場としてジブリが意識していることは当然でしょうに。勿体ない。と思った次第でした。

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