冬の伽藍 (講談社文庫) の感想
参照データ
タイトル | 冬の伽藍 (講談社文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小池 真理子 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062734677 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » か行の著者 |
購入者の感想
第1章を読みながら、主人公悠子の抑えきれない欲望と切ない心情に翻弄され、ため息をつきつつ読みました。義彦がとても魅力的に描かれ、女性ファンはよりため息が増えそうです。
主人公が不治の病に侵されること、殺人事件に絡むところなど印象は、直木賞をとった「恋」を思い出させます。「恋」がお好きな方にはお勧めですが、もっと奥の深い大人の愛憎が重く感じるかも。読んだ後どっと虚脱感に襲われましたが、ラストシーンは美しくほっとさせられます。軽井沢の冬の描写が前編に静謐さを与えています。冬の軽井沢に行きたくなります。
主人公が不治の病に侵されること、殺人事件に絡むところなど印象は、直木賞をとった「恋」を思い出させます。「恋」がお好きな方にはお勧めですが、もっと奥の深い大人の愛憎が重く感じるかも。読んだ後どっと虚脱感に襲われましたが、ラストシーンは美しくほっとさせられます。軽井沢の冬の描写が前編に静謐さを与えています。冬の軽井沢に行きたくなります。