仮面ライダー龍騎 Blu-ray BOX 3<完> の感想

本編のレビューは皆様が書かれているのでブックレットの感想を・・
内容は軽いキャラクター紹介・各話エピソード・登場ミラーモンスター・俳優さんのインタビュー
ミラーモンスターの名前や技・特徴は本編でじっくり見ることが出来なかったので嬉しかったです。何話に登場して誰に倒されたかまでを記載してくれています。
インタビューは読み応えたっぷりで皆さんの中で「龍騎」は特別な作品だというのがすごく伝わってきます。
ブックレットを読みながらそのシーンを見るとまた違った感じの演技に見えるから楽しい。こんなこと考えてたのか、こんな葛藤があったのか、と。
ＤＶＤインタビューだけでは知ることのできなかった撮影秘話や役者さん達同士の繋がりが見えてにやけてしまう。
近況写真ですがさすが役者さんというか、12年の衰えを感じない。手塚役の高野さんなど若返っているように見えました。
個人的にライダー全員の近況写真とインタビューが見たかった・・それだけが引っかかる。欲を言えばお兄さんやＯＲＥジャーナルのメンバーも。
龍騎、ナイト、優衣ちゃん、ゾルダー、ライア、吾郎ちゃん、王蛇のみでした。
監督、脚本家さんたちは龍騎が出来るまでの裏話、影響を受けた作品、平成ライダーへ挑戦した経緯など、熱くなる話を書いてくれています。
まだ足りない！もっと聞きたい・・まるごと龍騎集とか出してくれませんかね！
今では絶対にできないような企画をよくぞここまでやってくれました！と拍手です。

この戦いに正義は・・ない。あるのは純粋な願いだけだ。編集長のモノローグで語られるドラマの顛末。未見の方には、あるいは初見の方、久しぶりにご覧になった方にとってもこの物語の最後にどういったとらえ方をされるでしょうか？

劇場版 仮面ライダー 龍騎 EPISODE FINAL の結末。13RIDERSの結末。そして本編の結末。パラレルなドラマの中で唯一、神埼だけが何んとしても成し遂げたい願いのために何度も繰り返した戦い。

それすらも切ない願い。

「城戸っっ ! 」

真司が倒れ蓮が泣く。13人のライダーの最後の敵オーディーン。発現する新しい命。優衣はその命を拒み神崎は優衣を思い、何度もライダーバトルを繰り返してきた。13人の男女にはそれぞれの目的があり、朽ち果てながら何を思っていたのだろうか。神崎士郎の野望ですら純粋な動機であり優衣を救いたいという望みから冷徹に戦いを仕掛ける。

映画、スペシャル、テレビ最終回と別々の結末が用意され、それが神崎の何度でも何度でも戦わせ優衣を救いたいという動機によるものだという試みであったことが伺える。

私にとっては初めての平成ライダーシリーズであり、　1年間本当にハラハラさせて貰った。リアルタイムで見られなかった皆さんもぜひご覧下さい。私は朝倉と戦ってやろうと思いながら倒れた北岡の意思を継ぎ、ゾルダの仮面を被った吾郎ちゃんが好きでした。あれは堪らなかった。

この悲しく切ない物語も是非ご覧下さい。私には記憶に残る大変優れたドラマシリーズです。

やっと。。。テレビ版のBDと劇場版のBDをコンプリートすることが出来まました(^_^)
画質はかなりよくなったので安心して購入できる商品だと思います。
子供の時に見た数々の感動シーンをもう一度最高画質で味わえるなんて夢みたいです。
９０年代生まれの子供たちが大人になってもう一度この作品を鑑賞したら、
当時気付かれていなかった新たな発見があるはずだと思います。
１１年ぶりに「LONELY　SOLIDER」を聞けて涙が止まらないぐらい感動しました。
「いつもクールな秋山ってめっちゃいい男じゃない？って思いました」
買ってよかったです１０星にしたいです！