スーパー戦隊シリーズ 高速戦隊ターボレンジャー VOL.1【DVD】 の感想

　第１話に先立ち放送された「10大戦隊集合」が収録されています。主題歌を流しつつ抜粋映像を繋げたため、歌とBGMがかぶっていたり、安易に劇場版の映像を多用し、各作品の個性が十分伝わっていない等、不満はあったものの、ビデオが十分流通していなかった当時、一連の主題歌をまとめて聞ける貴重な映像だった上、総登場シーンとアイキャッチは、戦隊ファンの心をくすぐる良い出来でした。特別編の製作に加え、シリーズ初、レッド役が主題歌を歌い（同様の例は仮面ライダー、仮面ライダーV3、仮面ライダーBlack程度）、石橋雅史さんが第１作、第5作に続き悪の幹部を演じ、新堀和男さんが逆手の剣アクションに挑戦する（中途半端に終わりましたが）等、製作側が力を入れた作品と思っていましたが、長浜三部作から受け継いだ土曜夜６時枠を外されたためか、戦隊DVD化の最後に回されてしまいました。
　当初、設定が高校生戦士に妖精と、変な方向に行かないか心配でしたが、戦隊シリーズの王道を外れることなく、アクションもしっかりしていて、個人的に好きなシリーズでした。妖精役の女の子もかわいかったし、悪の女幹部が歴代で一番かわいい流れ暴魔キリカ（本格登場は４巻から）です。