食べて悪い油 食べてもよい油 (静山社文庫) の感想

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参照データ

タイトル食べて悪い油 食べてもよい油 (静山社文庫)
発売日販売日未定
製作者渡辺 雄二
販売元静山社
JANコード9784863890213
カテゴリ暮らし・健康・子育て » 家庭医学・健康 » 食・栄養 » 添加物・食品汚染

購入者の感想

この本のレビューで、

「今回は食用油ですね。やれエコナとかトランス脂肪酸とかあったから、ネタとしてはいい感じだったんでしょうね。
でも中身見ると結局「買ってはいけない」以来のジャンクフードやら企業生産物の批判に終始しちゃってる。
しかも体にいい油がどういう油かの説明は、これまで伊達友美とかが言ってきたこととほとんど変わらないですしね。
要するに、二番煎じ以外の何物でもない。 」

と書いてあるのを見かけましたが、事実としてはおっしゃるとおりなのかも知れませんが、僕はそこを差し置いても、どんどん新しい本を出すべきだし、それによってひとりでも多くの人に、油なら油の弊害(あるいは種類によっての長所)を知ってもらった方がいいと思います。
というのは、図書館などでこの手の健康の本を手にすると、見た目が古い本だとなんだか中身も古いような気がしてしまう点。
そして、研究が進歩しても、新しくわかった事実というのはせいぜい1つか2つしか無いというのが通常でしょうから、まったく目新しい画期的な本を1冊丸ごと書き下ろすというのは、実際問題ムリだろうと思うからです。
この方の意見に従って本を出していくならば、五年も十年も待ち続けて(あるいはもっとか?)、ようやく目新しい理論や研究が1冊分たまってからでないと本が出せないことになってしまいます。
しかし世の中に生きているのは、自分だけではありません。僕らよりも若い世代の人たちが、連綿と後に続いているんです。そうした人たちのことを考えても、たとえ大半が焼き直しのような内容であろうとも、その人たちが初めてその本を手にして、なるほどと納得し、その中に最新の理論や研究がひとつでも含まれていたら、それで良しとすべきだと思います。
若い世代が、わざわざ図書館に行って、手垢のついた十年も前の健康本を手にするとは思いませんし、そうなると、その若い世代が創造した赤ちゃんたちは、なにも知らない若い親たちによって、食べるべき物ではない物を、善意で与えられるということになってしまう可能性があるからです。

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