聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書) の感想
参照データ
タイトル | 聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 阿川 佐和子 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784166608416 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門 |
購入者の感想
著者には日頃から好感を持っておりますが、
「聞く力」という本のタイトルとその内容には
大きな隔たりがあると思います。
もしこの本のタイトルを言い表わすとしたら、
「佐和子のインタビューノート」
といった感じの方が適切だと思われます。
生きる上で非常に重要で会得が難しいはずの「聞く力」をつけたい読者に向け、
有益なノウハウを提供する本を書いている、という意識は
恐らく著者ご本人にも無いのではないでしょうか?
どちらかというと、本のタイトルのパワーを知り尽くした出版社の意図が感じられます。
「聞く力」という本のタイトルとその内容には
大きな隔たりがあると思います。
もしこの本のタイトルを言い表わすとしたら、
「佐和子のインタビューノート」
といった感じの方が適切だと思われます。
生きる上で非常に重要で会得が難しいはずの「聞く力」をつけたい読者に向け、
有益なノウハウを提供する本を書いている、という意識は
恐らく著者ご本人にも無いのではないでしょうか?
どちらかというと、本のタイトルのパワーを知り尽くした出版社の意図が感じられます。
ほとんど著者のインタビュー思い出話で、タイトルと内容のギャップが大きいです。
エピソードには、「たまたまうまくいった好例」も多く登場するのですが、なぜうまくいったのか掘り下げられていないので、ヒントとして参考にしづらく、「ああ、よかったのね」という感想になってしまいがち。
帯に「オフィスに1冊」「家庭に1冊」「カバンに1冊」と書いてあるので、パッと要点をつかめるノウハウ集であるかのような印象でしたが、どちらかというと著者のインタビュー裏話集なので、手元にいつでも置いておくような構成にはなっていません。
対談相手となった有名人の話がたくさんでてくるので、エッセイとしてなら楽しめます。
エピソードには、「たまたまうまくいった好例」も多く登場するのですが、なぜうまくいったのか掘り下げられていないので、ヒントとして参考にしづらく、「ああ、よかったのね」という感想になってしまいがち。
帯に「オフィスに1冊」「家庭に1冊」「カバンに1冊」と書いてあるので、パッと要点をつかめるノウハウ集であるかのような印象でしたが、どちらかというと著者のインタビュー裏話集なので、手元にいつでも置いておくような構成にはなっていません。
対談相手となった有名人の話がたくさんでてくるので、エッセイとしてなら楽しめます。