新撰組比翼録 勿忘草 第参巻 永倉新八 声:前野智昭 の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

前回、主人公ちゃん(リスナー)が病気で亡くなってしまっているので、どう物語を続けるのか気になっていました。
結論としては、前回の話は無かったことになってまた出会う時からリセットで、病気無しの主人公ちゃんで話が進みました。
仕方がないと言えば仕方がないのかもしれませんが、なんだかなぁ.って悲しい気分になりました(T ^ T)
前回の主人公ちゃんとの時間はなんだったのでしょうか？前回の主人公ちゃんに感情移入していた私は、今回新しく変わってしまった主人公ちゃんに感情移入が出来ず、楽しむことが出来ませんでした(･_･;
このCDでも小鳥ちゃんと呼んでくれますが、小鳥ちゃんと呼び始めたきっかけも変わってしまっています。
リセットするのではなく、まだ前回の主人公ちゃんが生きている時の時間設定での物語が良かったです(比翼録の設定上、無理があるのはわかってます)
新しい気持ちでCDを楽しめる人にはおすすめかもしれませんが、前の主人公ちゃんに感情移入している方にはあまりおすすめできません。

前回の『血魂録』で悲しい結末を迎えた永倉さん。今回の『比翼録』では、原田さんと共に幸せになってほしいと願っていました。
本編の永倉さんは、前回同様女性に優しくて、ヒロインにも気軽に話しかけてくれます。ある夜、ヒロインが両親のことを思い出して涙を流します。いつも笑顔を絶やさない彼女の弱い部分を見て、永倉さんが抱きしめてくれるシーンはとても好きです♪この時永倉さんがヒロインに『俺のことを好きになってはいけない』と話すのですが、自分の進む道が決まっていない自分に、彼女を幸せにする自信がなかったから言った一言だと思います。
しかし、その後自分の進む道を、守りたいものを見つけた永倉さんがヒロインに櫛を渡して『小鳥ちゃんと結婚したい、俺が小鳥ちゃんの家族になる』と愛の告白をしてくれます。この告白シーンはとても幸せな気持ちになりました。やっと二人が幸せになってくれて本当に嬉しかったです。
ただ、前回に比べて永倉さんの逢瀬シーンがちょっと物足りないと感じたので、評価は☆4つにしました。しかし、全体的なシナリオや最後の告白シーンはとても好きなので、永倉さんのハッピーエンドを聴いてみたい方にはオススメします！
永倉さん、末長くお幸せに（＾∇＾）
次回の原田さんも悲しい結末を迎えているので、是非幸せになってほしいです。楽しみに待ちたいと思います♪