Dr.F KO の解剖学 顔面篇 [DVD] の感想

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参照データ

タイトルDr.F KO の解剖学 顔面篇 [DVD]
発売日2013-01-19
出演Dr.F
販売元クエスト
JANコード4941125695572
カテゴリ » DVD » ジャンル別 » スポーツ・フィットネス

購入者の感想

ボクシングをはじめとし、パンチに加えて蹴りもありのムエタイやキックボクシング、直接打撃か否かというちがいはあれ、伝統空手など、パンチで顔面を攻撃する競技格闘技で、パンチにおける技の上位概念は、ストレートである。

 大振りのパンチは、素人や初心者でも出せる。しかし、訓練によって、振りの曲線攻撃から、突きの直線攻撃へと変化させていくことが進化であり、強くなることなのである。そう教えられた人は多いのではないだろうか。

 現に、伝統空手の大会優勝者や高段者が、曲線攻撃よりも直線攻撃の優位性を強調することは通例に近い。

 まっすぐ突ける、ストレートを出せる、ということは、高度な技術の体現である。顔面パンチの競技では、長年、この概念が固定化・定説化していた。人間が本能的にできなかった動きを訓練で可能にしていく過程としては、確かにその通りだ。

 しかし、このDVD『Dr.F KOの解剖学 顔面篇』では、二重作拓也Drによって、頚椎の構造が模型を使って丹念に解説され、どのようなパンチなら脳震盪を引き起こしてKOに結びつき、どのようなパンチだと出血や歯が折れるなどの外傷はあっても、KOには結びつきにくい、ということが爽快なほどに明確化されていく。

 二重作Drは、決してストレートを否定しているわけではないものの、頚椎の構造と脳が揺れるメカニズムを理解すれば、どのようなパンチが有効であり、それを身につけ、使えるようにしていくことが必要になるかが、はっきりと理解できるようになる。

 その答えをここで明記することはしないが、きれいなパンチ、うまいパンチと思われるストレートの軌道や力の方向が脳震盪を引き起こすものではない、という原理は、ストレートは上級の技、と長年とらえてきた私としては、衝撃として伝わってきた。このDVDによって、パンチの出し方を自ら変化させたことは言うまでもない。

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