第一次世界大戦はなぜ始まったのか (文春新書) の感想

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タイトル第一次世界大戦はなぜ始まったのか (文春新書)
発売日販売日未定
製作者別宮 暖朗
販売元文藝春秋
JANコード9784166609796
カテゴリジャンル別 » 歴史・地理 » 世界史 » 一般

購入者の感想

すでに前コメントで指摘されていることだが、これほど読みにくい新書も他にないのではないか。
悪文にもほどがある。

一例。
P.32-33は計11段落からなっているが、
・1段目:ビスマルクの対仏外交
・2段目:普仏戦争の期間
・3段目:普仏戦争の戦死者
・4段目:第一次・二次大戦とナポレオン戦争の戦死者
・5段目:普仏戦争後、第一次大戦の対立構図
・6段目:第二次大戦の対立構図
・7段目:近年の習近平の大言壮語
・8段目:第一次・二次大戦における中国とアメリカの参戦状況
・9段目:19世紀後半のイギリスの外交姿勢
・10段目:ビスマルクの外交姿勢
・11段目:1873年の三帝同盟
といった具合である。

2段→3段は、普仏戦争での連想つながり。
3段→4段は、戦死者での連想つながり。
4段→5段→6段は、第一次・二次大戦での連想つながり
5段→6段は、対立構図での連想つながり。
7段目で、なぜか現代にいきなり飛ぶ。
7段→8段は、中国での連想つながり。
9段目で、ようやく再び19世紀後半に戻る。

新書のわずか2ページにすぎない範囲で、これだけ飛びまくる。
連想に任せて思いつくままに書いている(あるいは口述している?)としか思えない展開だ。
これがあくまで一例にすぎないのだから恐ろしい。
酔っぱらいの千鳥足のごときグチャグチャした整理のなさは、自費出版と見間違うかのような無残さである。

頼むから、もう少し頭の中を整理して書いてくれよ。
編集者も、もう少し丁寧に仕事をしてくれ。
金を出して買った上に、こんな悪文で時間を無駄に費やされる方こそいい迷惑だ。

1860年から第一次世界大戦の開戦までの経緯を、外交官を中心とした視点で語っている。
所々、興味深いエピソードが紹介され、興味が惹かれるが、
出典が明らかにされておらず、参照文献も記されていないので、
どこまでが本当で、どこからが作者の想像なのかが、よくわからない。
しかも、所々で話が脱線し、いきなり現代に話が飛んで、安倍首相、習近平などの話が出て、読者を混乱させる。

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文藝春秋から発売された別宮 暖朗の第一次世界大戦はなぜ始まったのか (文春新書)(JAN:9784166609796)の感想と評価
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