ルパート・スミス 軍事力の効用: 新時代「戦争論」 の感想

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参照データ

タイトルルパート・スミス 軍事力の効用: 新時代「戦争論」
発売日販売日未定
製作者ルパート スミス
販売元原書房
JANコード9784562049929
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 軍事 » 軍事入門

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本書はThe Utility of Force: The Art of War in the Modern Worldの翻訳です。

本書のなかでルパート・スミスは、<<国家間戦争>>と<<人間(じんかん)戦争>>という二つの戦争概念を論じています。

●国家間戦争
・ナポレオン戦争以来、一般的となった戦争認識。
・完全な勝利という目的のためにその他の利害関係をすべて無視し、
国家の人的資源と産業工業の基盤からの全面的支援を得て大規模な兵力を機動させる。
・平和―危機―戦争―解決という一連の過程が存在する。

●人間(じんかん)戦争
・1945年以来あらわれるようになってきた。
・国家が国家に対して立ち向かっているのか非国家行為者に立ち向かっているかに関係なく、
対立と紛争が絶え間なく繰り返される。
・戦いの目的は、軍事力以外の手段や方法によって政治的目標を達成できるような状況を作り出すこと。
・戦場で戦うのではなく、一般市民のなかに入り混じって戦う。
・果てしなく続くかもしれない。
・損害が高価なものとなるため兵力を温存する。
・たいていの場合、交戦している双方ともに国家という体裁をとっていない。
国家が多国籍軍を組織したり、国家でない集団がプレイヤーになったりする。

現代軍隊が直面しているのは人間(じんかん)戦争だとスミスは述べています。
人間戦争においては、二者(国家、集団問わず)の間で「対立」が起きて
これが高じるや武力を交える「紛争」になる。
そして「対立」と「紛争」は行ったり来たりして、"果てしなく続きかねない"。

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